海軍型のファランクスが炸薬の入っていないタングステン製徹甲弾を発射するのに対し、センチュリオンはM940多目的曳光自己破壊弾を使用する。99gのこの弾薬は、目標の外殻を貫通するタングステン製円錐部と、目標内部で炸裂して密集した破片を撒き散らす本体部から構成される。「曳光」とあるように、M940は可視光を発し、実際の運用では、発射された弾の流れが目標に向かって伸びる明るいリボンのように見える。自動追尾システムがそのリボンが目標に重なるまで照準を修正し続ける。
また、「自己破壊」とあるとおり、M940は目標に命中しなかった場合、約2300m飛んだところで自動的に爆発する。その様子もC-RAMの交戦動画ではっきり確認できる。C-RAMは、高価値アセットを守るために配備される拠点防衛システムである。したがって、わずか数km離れた地点でドローン攻撃があった場合も、C-RAMの運用部隊はただ見守るしかない。
C-RAMの弾倉容量は1500発となっている。一見多いように思えるが、1回50発の1秒間の連射でも30回分、より速い発射速度なら2秒間の連射10回分にしかならない。再装填は手作業で行われ、27kg前後の弾薬箱15個を使い、完了までに30分ほどかかるとされる。
M940の取得価格は1発あたり168ドル(約2万6800円)なので、150発の連射1回の弾薬コストはざっと2万5000ドル(約400万円)という計算になる。これはシャヘド1機の価格とだいたい同じだ。
センチュリオンによる迎撃戦闘
C-RAMは夜空を明るく照らし出し、大きな音を発するため、運用を秘匿するのは難しい。中東ではこの1カ月間、C-RAMの交戦の様子が多数撮影され、ソーシャルメディアに投稿されている。なかには、迎撃に成功していることがはっきりわかるものもある。
3月後半に撮影された動画には、イラクの首都バグダッドにある米国大使館の近くでC-RAMがシャヘドを撃墜する様子が映っている。ドローンは2秒間の連射で3回被弾し、空中から落下している。
Shahed drone shot down by C-RAM @ US Embassy in Baghdad, earlier this week.
— -Sam-I-Am (@Lif3Sci) March 22, 2026
-War Monitor pic.twitter.com/ULgqU2D60T


