映画『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(以下、『ギャラクシー』)は、北米公開初日に3450万ドル(約55億円。1ドル=159円換算)の興行収入を記録した。これは大好評だった前作をも上回る数字だが、海外レビューサイトのロッテントマトによれば、批評家も観客も、このシリーズ第2弾に対して前作ほどの感銘は受けていないようだ。
公開から5日間で約297億円を稼ぎ出すとの予想
米国時間4月1日に北米公開された『ギャラクシー』(編集注:日本公開は4月24日)は、Amazon MGMスタジオ作品の『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を抜き、今年これまでで最高の公開初日興収を達成した。
業界誌のバラエティによると、本作は公開から5日間で1億8600万ドル(約296億円)を稼ぎ出すと予想されており、これは前作の1億4636万ドル(約233億円)を大きく上回るペースとなる。
『ギャラクシー』は、2023年に世界的なヒットとなった『バービー』に次いで第2位の年間興行収入(約2100億円)を記録した前作、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』から3年ぶりに公開された続編だ。
批評家が揃って「前作ほどの出来ではない」と評価
公開初日の成績では前作(約50億円)を上回ったものの、批評家が揃って「前作ほどの出来ではない」と評価していることから、この続編が前作同様の大きな成功を収められるかは不透明だ。
前作はロッテントマトで批評家スコア59%、観客スコア95%を獲得したが、今作は批評家スコア41%、観客スコアは前作をわずかに下回る91%に留まっている。
業界誌エンパイアのヘレン・オハラは、「ファンサービスが随所に散りばめられており、熱心なファンを満足させるかもしれないが、それ以外の5歳以上の人々にとっては、ただ騒がしくて明るい何かが、これといった意味もなく次々と起こっているだけに過ぎない」と記している。
2026年の興行市場——好調な第1四半期で『マリオ』に追い風
2026年第1四半期の全米興行収入は好調で、2024年および2025年の同時期を約10%上回っている。また、2025年の最初の3カ月間と比較すると、約20%の伸びを見せた。今年これまでの北米興行収入は総額17億ドル(約2703億円)に達しており、その大半は『プロジェクト・ヘイル・メアリー』や、2025年末に公開された『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』によるものだ。昨年の同時期は14億3000万ドル(約2274億円)だった。
これまでのところ、2026年の北米映画業界は、『バービー』『オッペンハイマー』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』目当てに観客が劇場に詰めかけた2023年に匹敵する勢いを見せている。
また、今後公開予定の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』『トイ・ストーリー5』『デューン 砂の惑星PART3』などが、今年の興行収入をさらに押し上げると期待されている。



