不動産向けAIツールを構築する従業員10人未満のスタートアップ、Alvenは、2月にトークンへ1万6000ドル(約250万円)を支出したという。「来月は6万ドル(約950万円)使うのが目標だ」と共同創業者のフリオ=セザール・スチェルビナはLinkedInで述べている。「どのカテゴリーでも勝者になるのは、最も多くのトークンを使った者だと信じ始めている」
評価額19億ドル(約3000億円)のエンタープライズAIスタートアップWriterでは、エンジニア以外も使用トークンが数十億単位に積み上がっていると、同社のシニア・パートナーシップ責任者が先週述べている。(社内ランキングの首位に立った従業員は、約59億トークンを積み上げた)
DoorDashやRedfinのような企業がカスタマーサポートでユーザーとチャットするのを支援するスタートアップSendbirdでも、誰がトークン支出額で最も多いかを示すランキングボードを常時運用している。そこから上位のトークン消費者に対し、「Beginner」から「AI God」までのランクを付与する。後者は1日あたり少なくとも1億トークンを使う人々だと、CEOのジョン・キムは言う。(キム自身はまだ到達していない。彼のランクは「Custom Tool Builder」で、1日平均のトークン数は3000万だという。ただし、エンジニアリングスタッフの約5〜10%が神レベルにいるとも述べている。)
同社は、従業員のトークン使用に対して賞品を配るポータルも構築した。コーヒーのギフトカードや企業グッズなどが含まれる。将来的には、追加の休暇日を獲得できるといった、より大きな特典も加える計画だ。目的は、自律型AIエージェントをセットアップし、エンジニアが眠っている間(あるいは離席中)も働かせることで生産性を最大化することだと、キムは言う。トークンの約70%はAnthropicのClaude Codeで使われ、残りはOpenAIのCodexで使われているという。
トークン使用を促す動きは、大企業ではさらに顕著だ。数十億ドル(数千億円)規模の売上が、過熱した支出習慣を支えられるからだ。


