北米

2026.04.02 13:30

3月の米民間雇用は堅調、ヘルスケア業界が雇用増を牽引

Joe Raedle/Getty Images

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米雇用サービス会社ADPの報告によると、3月の民間雇用は堅調に推移し、予想を上回る増加を記録した。ヘルスケア業界の雇用が再び増加したことが、雇用成長を下支えした形だ。

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ADPの報告によれば、3月の民間雇用者数は6万2000人増となり、ファクトセットがまとめた市場予想の3万8500人増を上回った。

雇用増の大半を教育・ヘルスケアサービス業界が占め、2月の全体合計値と並ぶ5万8000人の雇用が増えた。次いで建設(3万人増)、情報(1万1000人増)、鉱業・天然資源(1万1000人増)が増加となった一方で、貿易・輸送・公益は5万8000人の減少となった。

従業員50人未満の小規模企業が割合として最大の雇用増を記録し、8万5000人の雇用を創出した。

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ADPのチーフエコノミストを務めるネラ・リチャードソンは声明の中で、雇用環境は全体的に「堅調」であるとし、3月の雇用増はヘルスケアなどの業界が支えたと指摘した。

3月の非農業部門の雇用者数にも注目が集まる。市場予測によれば、3日に発表予定の労働統計局(BLS)の報告では、9万2000人減となった前月から回復し、6万人の雇用増加が見込まれている。また、失業率は4.4%で据え置かれる見通しだ。

ADPの月次報告はBLSの雇用統計に先んじて発表され、2度の政府閉鎖を経た労働市場の現状を知るためのデータとして注目された。最近の雇用統計は、1月に13万人の雇用増を記録した後、2月には減少に転じるなど、大幅な増加と急激な反転を繰り返して市場を翻弄している。

INGのチーフ・インターナショナル・エコノミストを務めるジェームズ・ナイトリーは、1月の雇用統計は労働市場の強さを過大評価しており、逆に2月のデータは弱さを過大評価していた可能性が高いと述べた。チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによれば、1月の人員削減数はグレート・リセッション(編集注:2000年代後半から2010年代初頭までの大不況)以来、最悪の滑り出しとなったものの、2月には急減している。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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