ピート・ヘグセス米国防長官は、イランへの地上侵攻論を擁護し、ドナルド・トランプ大統領の支持層はなぜそれが必要なのかを「理解する」べきだと主張した。報道によると、イランへの部隊派遣に向けた準備はすでに進行中である。
米国時間3月31日の記者会見で、一部の共和党員の間で地上作戦への懸念が出ていることについて問われたヘグセスは、「すでに理解しているはずの支持層が、大統領の遂行能力を信頼しない理由がわからない。彼のこれまでの実績を見てほしい」と述べた。
複数の共和党議員がイランへの地上派遣に反対を表明しており、右派の有力者数名も懸念を示している。
AP通信とシカゴ大学全国世論調査センター(NORC)による最近の世論調査では、地上派遣を支持する共和党員はわずか20%にとどまっている。
28日に中東の部隊を極秘訪問したと述べたヘグセスは、地上派遣の可能性を否定せず、記者団に対し「いかなる選択肢も排除しない。敵に対して、やるべきこととやらないことを手の内を明かしていては、戦争に勝ち抜くことはできない」と語った。
これに先立つ31日早朝、トランプは欧州の同盟国が攻撃への参加を拒否していることを批判し、トゥルース・ソーシャルへの投稿で、ホルムズ海峡から「自分たちの石油を自力で持ってくる」か、米国から買うべきだと主張し、英国とフランスを「とても非協力的だ」と非難した。ヘグセスも、イラン攻撃以来、事実上閉鎖されているホルムズ海峡の責任を米国が負うべきではないと述べ、「私が最後に確認したときは、精強な英海軍がそこにいるはずだったのだが」と皮肉った。
ワシントン・ポストは29日、米国防総省がイランでの数週間にわたる地上作戦を準備していると報じた。この作戦には、特殊作戦部隊と正規の歩兵部隊による急襲が含まれる可能性が高いという。一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは、トランプがイランから約1000ポンド(約450キログラム)のウランを運び出すための軍事作戦を検討しており、そのためには数日以上の部隊展開が必要になると報じている。トランプ政権は、イランが米国との交渉に応じる前向きな兆候を見せていると主張しているが、イラン側は公にこれを否定している。



