春本番の4月がやってきた。幕開けを飾るのは満月の「ピンクムーン」で、北米ではちょうど米航空宇宙局(NASA)が4人の宇宙飛行士を月へ向けて打ち上げるタイミングと月の出が奇跡的に重なる。続いて、彗星の観測チャンスが訪れ、「4月こと座流星群」がこの春指折りの暗い夜空で極大を迎える。その間、西の夕空では「宵の明星」の金星が明るく輝く。
2026年4月の星空の見どころを紹介しよう。
天文カレンダー
4月2日:「ピンクムーン」の満月が昇る
4月2日~3日:満月とおとめ座の1等星スピカが共演

4月4日:マップス彗星「C/2026 A1(MAPS)」が近日点通過
4月4日~6日、9日:マップス彗星が日没後に見ごろか
4月16日:明け方、月齢28の細い月と水星、火星が共演
4月19日~24日:日没後、西の空で「宵の明星」の金星が主役に

4月22日~23日:4月こと座流星群が極大

4月23日:細い月が木星に接近

4月25日~26日 月としし座の1等星レグルスが接近
「ピンクムーン」の満月
「ピンクムーン」の異名を持つ4月の満月は、日本時間2日午前11時12分に「望」(満月の瞬間)となる。最も美しく見えるのは日の入り直後に東の地平線から昇ってくる時で、地球の大気を通って私たちの目に映る円い月は、オレンジ色や赤銅色に染まって見えるだろう。

ただし、北米先住民の農事暦に基づくピンクムーンという呼び名は、月の色そのものではなく、春を彩るピンク色の野花に由来する。草木の芽吹きにちなんだ「スプラウティンググラスムーン(萌芽月)」、キリスト教のイースター(復活祭)に関連した「エッグムーン(卵の月)」や「パスカルムーン(過越の満月/復活祭の満月)」という呼称もある。イースターは春分の日が過ぎてから最初に昇る満月の直後の日曜日とされているので、今年は4月5日がこれに当たる。



