宇宙

2026.04.01 14:00

こと座流星群が極大を迎え、金星が西の空を支配する 彗星に期待がかかる4月の夜空

2020年7月に観測されたネオワイズ彗星(C/2020 F3)(Anton Petrus/Getty Images)

太陽をかすめる彗星

4月上旬、予測のできない天体が太陽系にやってくる。マップス彗星「C/2026 A1(MAPS)」である。太陽に極めて接近する公転軌道を持つ「サングレーザー」と呼ばれる彗星の一群「クロイツ群」に分類される彗星で、4月4日に近日点を通過する。このとき劇的に輝きを増すか、完全に崩壊してしまうかは、まだわからない。

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もし彗星が近日点を無事に通過できれば、4月最初の1週間、夕暮れ時に西の超低空を探してみてほしい。視界の開けた場所と、雲のない晴れた空が必須条件となる。

2026年4月9日、日の入り30分後(東京:午後6時39分)のマップス彗星「C/2026 A1(MAPS)」の位置(© Dominic Ford, In-The-Sky.com)
2026年4月9日、日の入り30分後(東京:午後6時39分)のマップス彗星「C/2026 A1(MAPS)」の位置(© Dominic Ford, In-The-Sky.com)

今月の星座:しし座とうしかい座

この時期、宵が深まる頃に、しし座は南の空高くに君臨する。逆向きのクエスチョンマークを描く「ししの大鎌」が夜空に吠えるライオンの頭部を象り、その心臓の位置に明るい1等星レグルスが輝く。今月は、月とレグルスの共演も見られる。しし座は春を代表する星座の1つで、夜半までの夜空を支配する。

2026年4月中旬(東京:午後9時半頃)の東~南の空(Stellarium)
2026年4月中旬(東京:午後9時半頃)の東~南の空(Stellarium)

しし座を追いかけるように、もう1つ明るい星が昇ってくる。北天で最も明るい恒星アルクトゥルス(アークトゥルス)だ。北斗七星の「ひしゃくの柄」のカーブをそのまま伸ばした「春の大曲線」を辿っていくと見つけやすい。アルクトゥルスを擁するうしかい座は、4月後半にかけて天頂へと毎晩高度を上げていき、やがて夏の訪れを告げる。

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forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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