魅力のパラドックス
これら3つのサインには共通する重要な構造的特徴がある。それは、本人が自分に魅力があると感じていないことだ。打ち明けられることは「ただ話を聞いている感覚」にすぎない。緊張した場面で場の中心的な存在になることは「誰かがやる必要があったからやっただけ」のように感じる。覚えられているのは相手が注意力があったからだと感じる。
これこそが、研究が明らかにしている密かなパラドックスだ。自分がうまくやれたかどうかを不安に思うことや、会話後に恥ずかしくなる感覚、もっと良いことが言えたのではないかという思いはすべて社会性の産物であり、その社会性こそが本物の魅力の基盤だ。魅力は、それを持つ人が自覚するようなものではない。
自己主張が激しい人は、自分が魅力的かどうかをほとんど疑わない。あなたがその問いを自分に投げかけているという事実こそが、あなたには魅力があることを何よりも雄弁に物語っているのかもしれない。


