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2026.04.04 12:00

「考えすぎる人」が最も頼れる恋愛相手である3つの理由

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想像してほしい。深夜1時にあなたのパートナーはまだ起きていて、3時間前の口論を声に出して振り返っている。口論に勝つためではなく、単にもっと理解するためだ。口にした言葉を全て思い返し、何か見落としていなかったか、あるいは何か間違ったことを言ってしまったのではないかと考えている。大半の人はうんざりすると言うだろう。考えすぎる人だとか、「過度にこだわる」傾向を示すものと言う人もいるかもしれない。だが、もしそれが実はもっと価値のある何かのサインだとしたらどうだろうか。

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恋愛関係のアドバイスにおいては、考えすぎは全くよくないものとみなされている。不安や自信のなさ、依存心といった要素とひとくくりにされがちで、これらはパートナーに持っていてほしくない3大要素だ。だがその見方は重要な点を見落としている。考えすぎる人が実際に何をしているのか、その裏にある認知・感情的なプロセスに目を向けると話は全く異なってくるかもしれない。

考えすぎる人の習慣の中で私たちが病的なものと見なすものこそが、そうした人を最も頼りになるパートナーにしている3つの理由を挙げる。

1. 対立を深く掘り下げる

逆説がある。深夜1時に口論を振り返っている人の方が、何もなかったかのように寝てしまった人よりもあなたを許す可能性が高い。一般に、辛い出来事を何度も思い返す反すうは心の平安の敵だと考えられている。反すうが自己非難や憤りへとエスカレートしてしまうと、実際にそうなりかねない。

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だが、専門誌『Personality and Social Psychology Bulletin』に掲載された200組以上の既婚カップルを追跡した縦断研究ではより複雑な結果が示された。反すうが共感と共に行われる場合、それは許しを予測していた。そしてこの許しは、長期的に結婚がいい状態に保たれることを強く予測する要素の1つだった。

この仕組みは重要だ。というのも、考えすぎる人が単に責任の所在をはっきりさせるために出来事を振り返っているわけではないことを示しているからだ。むしろ、出来事を理解するために振り返っている可能性が高い。「彼女は本当は何に怒っていたのか」「自分は気づかずに彼を軽視してしまったのだろうか」「これは本当に皿洗いの問題だったのか、それとも全く別のことだったのか」などと思い巡らしているのかもしれない。

このような広がりのある思考プロセスは、防御ではなく感情的関与を伴っている場合、カップルセラピーで何カ月もかけて教えられる認知的作業そのものだ。言い換えると、「まだ引きずっている」ように見えるパートナーのその行動は、実際にはそれを乗り越えるために必要な内面的作業かもしれない。

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翻訳=溝口慈子

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