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2026.04.04 12:00

「考えすぎる人」が最も頼れる恋愛相手である3つの理由

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2. あなたを裏切る可能性が低い

考えすぎる傾向は単独で起こる現象ではない。特定の性格特性と結びついていることが多い。誠実性、より具体的には熟慮という側面だ。極めて誠実な人は行動する前に慎重に考える。結果を予測し、影響を比較検討する。

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これは忠誠心において非常に重要な意味を持つ。米国の成人を対象とした大規模縦断研究である『Midlife in the United States』調査のデータに基づく研究では、誠実性が1単位上がるごとに配偶者の不貞の確率が半分以上下がることが示されている。これはなかなかの変化だ。この研究の中でも、忠実さを予測する最も有力な性格要因の1つだ。

考えすぎとの関連は明白だ。送ったテキストメッセージについて悩むことになる認知のループは誰かに魅力を感じたときにも働く。考えすぎる人は習慣としてその後の結果を想像する。裏切りが何を意味するのか、その瞬間だけでなく将来にわたって考える。何か行動を起こす前から結果の重みを感じ取る。

仕事帰りの飲み会に行くべきかどうかを「誤解されるかもしれない」と悩むあなたのパートナーは誇大妄想的なのではない。むしろ、パートナーとの関係を続けるために必要な倫理的な熟考を実践しているのだ。言い換えると、そうした考えすぎは深い忠誠心の表れかもしれない。

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3. 大半の人が見逃すことに気づく

考えすぎる人は周囲の状況に対して非常に敏感なことが多い。声のトーンの変化に気づいたり、何かが微妙におかしいことを感じ取ったりする。大半の人が見逃すような緊張を読み取ったりもする。

最悪の場合、この特性は不安を引き起こすこともある。問題のない状況でも脅威を感じたり、頻繁に安心を求めたり、あるいは短い沈黙をネガティブに解釈したりする癖がつくかもしれない。だがこの敏感さが健全な関係の中で外向きに働くと、多くの人が望みながら得られない「本当に気づいてくれるパートナー」が生まれる。

専門誌『Journal of Family Psychology』に2017年に掲載された、相手の思考や気持ちを正確に推測する能力である共感の正確性についての研究では、思いやりがあるほど関係満足度が高いことが示されている。

恋愛関係研究の第一人者であるジョン・ゴットマン博士は、つながりを求める働きかけに「向き合う」ことが、カップルが関係を継続できるかどうかを予測する最も信頼できる指標の1つであることを特定した。ゴットマンの数十年にわたるカップルに関する研究は関係科学の分野で最も多く引用されている。

これは、落ち込んでいる、元気がない、ぼんやりしているといった些細なサインに気づき、さらに重要なことに、そうした様子に反応するパートナーこそが、後から作り出すのが非常に難しい一種の心理的安全性を生み出すことを示唆している。

こうした観点から、静かな夕食の後に「大丈夫?今夜は調子がいまひとつだったね」といったテキストメッセージを送ってくる考えすぎる人はしつこいのではない。ほとんどの人が当然とみなしながらも、誰もが求めていることをしている。

慢性的に考えすぎる人と付き合う上での注意点

とはいえ、考えすぎに代償が伴わないわけではない。反すうが放置されたままだと、疑心へと変わる恐れがある。絶えず安心を求めたり、共感ではなく不安を生み出したりする可能性があり、それは双方にとってかなりの負担になりかねない。

しかし重要なのはどれだけ思考しているかではなく、その思考が何のために使われているかという点であることが研究で明確に示されている。

自己認識とともに内側に向けられ、配慮とともに外側に向けられるとき、考えすぎる人の認知エネルギーは多くの関係が維持するのに苦労している「許し」「誠実さ」「気配り」といった真の親密さの原動力となる。だが、最悪のシナリオばかり想像したり、絶え間ない承認を求めることに向けられると、それは全く別のものになる。

このため、もしあなたが考えすぎる人と付き合っているなら、重要なのは相手に「あまり考えないようにしてもらうこと」ではない。相手の思考が良い方向へ向かうための心理的安全性のようなものをあなたが提供できているかどうかだ。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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