暗号資産

2026.03.29 09:00

ゴールドマン・サックス、「ビットコイン価格の底」を宣言──ただし注意点も

Photo Illustration by Igor Golovniov/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

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ビットコイン価格は今週、1ビットコインあたり6万ドル付近まで下落し、直近の安値水準に逆戻りしつつある。そして今、ウォール街の巨人が「ビットコイン価格の底」を宣言した。

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ゴールドマン・サックスのアナリスト、ビットコイン価格は底を打ったと宣言

ビットコイン価格と暗号資産市場の下落は「今サイクルにおける過去のピークからボトムまでの平均におおむね達した」。CNBCが入手したメモの中で、ゴールドマン・サックスのアナリスト、ジェームズ・ヤロはそう記した。ビットコインおよび暗号資産関連株は「ここ数週間、ボラティリティはあるが横ばいに近い推移」を示していると付け加えた。

取引高のさらなる低下が、暗号資産企業の2026年収益を押し下げかねない

ただしヤロは、取引高がさらに減少する可能性があり、今後数カ月間でビットコイン価格と暗号資産市場に圧力がかかる恐れがあると警告した。

取引高が低い局面では、ビットコイン価格と暗号資産市場全体が突発的かつ極端な変動にさらされやすい。また、低い取引高の期間におけるビットコイン価格の回復は短命に終わる可能性がある。

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ヤロは、「価格は底を打った可能性があるが、取引高はもう少し低下するかもしれない。ただし影響は管理可能な範囲に見える」とも述べた。その上で、取引高のさらなる落ち込みは暗号資産企業の2026年の収益を2%、利益を4%押し下げ得ると警告した。「暗号資産の取引高が底を打つ期間は、本格的に回復するまで通常中央値で3カ月続く」。

ゴールドマンが、暗号資産関連3銘柄に買い評価を付与

ゴールドマン・サックスは、ビットコインおよび暗号資産関連企業Robinhood(ロビンフッド)、Figure Technologies(フィギュア・テクノロジーズ)、Coinbase(コインベース)に「買い」評価を付与している。これら3社は、ゴールドマン・サックスがビットコインおよび暗号資産関連セクターで最有力とする銘柄で、いずれも過去最高値から少なくとも50%下落している。

「デジタル資産関連銘柄について、選別的ではあるが、魅力的なエントリーポイントが見えてきた」

ヤロは「総合的に見て、当社がカバーするデジタル資産関連銘柄について、選別的ではあるが、ますます魅力的なエントリーポイントが見えてきている」と述べた。「バリュエーションはより魅力的になりつつあり、とりわけ暗号資産価格への直接的なエクスポージャーが小さい銘柄で顕著だ」。

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