外観は?
一週間ほど借りて試乗した後も、私がムラーノの外観に飽きることはなかった。特にそのボディカラー、「オーロラ・ブルー・メタリック」が気に入っている。どこの駐車場でも、これとまったく同じ色のクルマは見かけなかった。ボディのシャープで角ばったラインと流れるようなカーブの組み合わせが、このカラーをさらに引き立てている。その今風のルックスから、見た人が電気自動車と間違えても無理はない。
刷新されたフロントグリルは、より大きく、より目立つようになった。その両脇のLEDヘッドライトは、このクルマにアグレッシブな印象を与えている、と日産は述べている。しかし、それはちょっと同意しかねる。ムラーノにアグレッシブな点などほとんどない。リアエンドに見られるエレガントなテールライトは、車体の両サイドへ周り込むように配置されている。アグレッシブに見えようが、おとなしく見えようが、ルックスがこの車の最良の特徴であることは間違いない。
内装は?
ムラーノの車内は、高級車に見られるような充実した装備と広々とした空間を備えており、素晴らしい匂いのする革の表皮とソフトタッチ素材の内装が採用されている。意図的なレイアウトは見た目も良く、操作系は適切に配置され、ダッシュボード中央のインフォテインメント・ディスプレイも使いやすい。後部座席も快適で、足元のスペースは十分すぎるほど。荷室の広さは同クラスの中では競争力がある。つまり、十分ではあるものの、広大というほどではない。
車内のハイテク系装備は?
ムラーノのインフォテインメント・システムの中心となる12.3インチのタッチスクリーン式ディスプレイは、Apple CarPlayとAndroid Autoの無線接続に対応し、Googleビルトインを搭載した中間グレード以上では「Google マップ」によるナビゲーションが利用できる。このシステムは直感的に操作でき、反応もよく、音楽やラジオといったエンターテインメント、ナビゲーション、車両設定の各項目に簡単にアクセスできた。スマートフォンとのBluetooth接続、4個のUSB-Cポートは全車に標準装備。車両後方の様子を捉えるリアビューカメラも全車に標準装備されているが、「SL」以上のグレードでは、さらに多くのカメラを搭載し、車両を真上から見下ろしているような映像を表示できるインテリジェント アラウンドビューモニターとなる。Platinumグレードにはヘッドアップ・ディスプレイもオプションで用意されている。
エンジンと燃費
現行型ムラーノは全車とも、最高出力241馬力(hp)を発生する排気量2.0リッターの直列4気筒VCターボ(可変圧縮比)エンジンを搭載し、これにパドルシフト付き9速オートマチック・トランスミッションが組み合わされる。EPA(米国環境保護庁)基準の推定燃費は、市街地で21mpg(約8.9km/L)、高速道路が27mpg(約11.5km/L)、複合で23mpg(約9.8km/L)となっている。


