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2026.03.28 16:30

SNSやYouTubeは「依存」を生むよう設計されている、米陪審が認定 禁止せずに子どもを守る方法

Shutterstock.com

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カリフォルニアの裁判所は、テック業界にとっての「Big Tobacco moment」とも呼ばれる判断を下し、GoogleのYouTubeとMetaのFacebookおよびInstagramは若年ユーザーを意図的に引きつけ続けるよう設計・宣伝されたプラットフォームであり、MetaとGoogleに責任があると認定した。この画期的な認定は、ソーシャルメディアが深刻なメンタルヘルス上の問題に寄与し得るという点にとどまらず、そもそもツールが依存を生むようにつくられていることを裏づけるものだ。

Metaは損害賠償として420万ドルを支払う必要があり、YouTubeは原告である20歳の女性に180万ドルを支払わなければならない。女性は、依存性のあるプラットフォームが自身のうつ病と不安障害につながったと主張していた。この判断と金銭的制裁、そして全米各地で進行している類似の訴訟は、さらなる説明責任と規制を伴いながら業界の再形成へ向かう一歩となる可能性がある。しかし、それによって親が直面し続けている現実が変わるわけではない。

ソーシャルメディアは単なる趣味ではない。若者の社会生活の中心的な一部になっている。残酷さを増幅し、現実認識を歪め、思春期の子どもが処理しきれない画像や考え方にさらすこともある。

法廷では用語の議論ができる。だが家庭のリビングでより実務的に問うべきは、こうだ。思春期の子どもがウェルビーイングを損なうのではなく、むしろ強める形でソーシャルメディアを使えるよう、どう支援すべきか。

現実から完全に遮断してしまっては、子どもを大人に備えさせることはできない。安全に、思慮深く、支えを得ながら現実の中を進む方法を教えることで備えさせることはできる。ソーシャルメディアも、道路や学校や車やお金や人間関係と変わらない。それらを禁止はしない。どう乗りこなすかを教えるのだ。

そのために親そしてより広く大人ができる5つの方法を紹介する。

1. ソーシャルメディアを「個室」ではなく「公共空間」として扱う

夜中に子どもを街の真ん中へ置き去りにして「幸運を祈る」とは言わない。道路の渡り方を教え、危険を見分け、助けを求める方法を教える。

ソーシャルメディアは日記というより、混み合う公共広場に近い──しかも運営しているのは民間企業だ。この捉え方は重要である。

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