経営・戦略

2026.03.28 11:00

ソニーがPS5を値上げ、この1年で2度目の価格改定 日本価格は9万7980円

Rasit Aydogan/Anadolu via Getty Images

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ソニーは、PlayStation 5の全モデルを少なくとも100ドル値上げすると発表した。理由は「世界的な経済情勢の継続的な圧迫」としている。価格改定は2025年8月以来のことで、この1年足らずで2度目の値上げとなった。

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ソニーの発表によれば、4月2日から標準版のPlayStation 5の米国希望小売価格は649.99ドル(日本価格は9万7980円)へと100ドル引き上げられる。また、デジタル・エディションも100ドル値上がりし、599.99ドル(同8万9980円)となる(編注:「PlayStation 5 デジタル・エディション 日本語専用」の価格は5万5000円のままで、変更はない)。

さらにPlayStation 5 Proについては150ドルの値上げとなり、従来の749.99ドルから899.99ドル(同13万7980円)に跳ね上がる。

同社は「世界的な経済情勢の継続的な圧迫」を理由に挙げ、今回の値上げは「革新的で高品質なゲーム体験を届け続けるために必要なステップだ」と述べた。

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ソニーは2025年8月にもドナルド・トランプ大統領の関税引き上げ措置を受けて各モデルを50ドル値上げしていた。今回の再値上げにより、各モデルは前回の値上げ前と比較して合計150ドルから200ドル価格が引き上げられた計算だ。

ニューヨーク大学スターン経営大学院でビデオゲーム・ビジネスを教えるヨースト・ファン・ドリューネン教授は、フォーブスの取材に対し、今回の値上げは「コンソール・ハードウェアの経済構造が根本的に変化した」兆候だと指摘し、AIデータセンター向け需要急増に伴うメモリー(RAM)価格高騰をその要因に挙げた。

ゲームコンサルティング会社アルドラのCEOという一面ももつファン・ドリューネンは、「米国市場をターゲットとする他社と同様、ソニーはコスト増を川下の消費者へ転嫁している。標準版のPlayStation 5で650ドルという価格設定により、彼らは市場がどこまで耐えられるかを試している」と分析した。

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翻訳=江津拓哉

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