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2026.03.29 12:00

トランプの純資産「1兆円」を総確認──暗号資産や不動産、損害賠償金まで

Photo by Andrew Harnik/Getty Images

トランプの不動産投資(合算):12億ドル(約1920億円)

金額は、2026年3月1日時点のフォーブス推計。評価額(総額から負債を差し引いた後の純資産)のみを合算。

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6 East 57th Street

総額:1億900万ドル(約174億円)○負債:0ドル○評価額:1億900万ドル(約174億円)○保有資産:2079年および2094年までの商業用リース権2件

かつて世界有数の繁華街だったフィフス・アベニュー近くにあるこの延べ約6万5000平方フィートの物件は、オンラインショッピングの拡大で打撃を受けた。ただし、コロナ後の高額取引が市場に一定の回復期待をもたらした。

1290 Avenue of the Americas

総額:14億ドル(約2240億円)○負債:9億5000万ドル(約1520億円)○評価額:1億4200万ドル(約227億円)○保有資産:オフィス・商業施設の30%の持ち分

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トランプはトランプ・タワーから南に5ブロック、西に1ブロックの位置にあるこのマンハッタンの超高層ビルに出資しているが、運営には関与していない。管理はボルネード・リアルティ・トラストのCEOで、2016年のトランプ陣営の経済顧問も務めたスティーブン・ロスが担っている。

555 California Street

総額:17億ドル(約2720億円)○負債:12億ドル(約1920億円)○評価額:1億4100万ドル(約226億円)○保有資産:3棟からなる複合施設の30%の持ち分

トランプとパートナーのボルネード・リアルティ・トラストは、1期目の政権終了後まもなくサンフランシスコのビルのローンを借り換え、負債を2倍以上に増やした。ボルネードは変動金利リスクをヘッジしたが、トランプは当初これを行わず、結果的に数百万ドル規模の損失を被った。

トランプ・タワー

総額:1億9600万ドル(約314億円)○負債:1億ドル(約160億円)○評価額:9600万ドル(約154億円)○保有資産:オフィスおよび商業施設

トランプはトランプ・タワーの床面積について、オフィスと商業スペースが24万6000平方フィートあると主張していたが、フォーブスが実際の登記を調べたところ、23万5000平方フィートで、そのうち5万3000平方フィートはエレベーターやトイレ、機械設備などの価値の低い共用部分だった。

トランプ・パーク・アベニュー

総額:8800万ドル(約141億円)○負債:0ドル○評価額:8800万ドル(約141億円)○保有資産:コンドミニアム17戸と商業施設の一部

トランプは大統領就任から1カ月後、トランプ・パーク・アベニューのペントハウスを1590万ドル(約25億円)で売却した。買い手のアンジェラ・チェンは、「グローバル・アライアンス・アソシエーツ」という企業を率いていたと見られる人物だ。同社は自社サイトで、「最上層の政府高官とのネットワークを活用できる」とうたっていた。

フロリダ州の住宅4件

総額:1億200万ドル(約163億円)○負債:0ドル○評価額:1億200万ドル(約163億円)○所在地:フロリダ州パームビーチおよびウェストパームビーチ

トランプが1期目の在任中に購入した不動産は、これまでのところ1件しか確認されていない。マール・ア・ラーゴの向かいにある邸宅で、2018年に姉から約1900万ドル(約30億円)で取得した物件だった。当時は高額に見えたが、現在では割安な買い物だったように見える。プライベートエクイティ業界のビリオネアであるロバート・スミスは、連邦の脱税調査に巻き込まれていた際、この物件を借りていた。

40 Wall Street

総額:1億400万ドル(約166億円)○負債:0ドル○評価額:1億400万ドル(約166億円)○保有資産:2059年までのリース権

トランプは2025年、ロウアー・マンハッタンのこのビルに対する推定1億1400万ドル(約182億円)の債務を完済し、長年重荷となっていた負債を解消した。

トランプ・インターナショナル・ホテル・ラスベガス

総額:1億4600万ドル(約234億円)○負債:0ドル○評価額:7300万ドル(約117億円)○保有資産:ホテルおよびコンドミニアムの50%の持ち分

トランプはパートナーのフィル・ラフィンとともに、2017年から2020年にかけてこの施設内の複数のユニットを売却した。

トランプ・タワーのペントハウス

総額:4500万ドル(約72億円)○負債:0ドル○評価額:4500万ドル(約72億円)○保有資産:ニューヨークの約1万1000平方フィートの住居

トランプは長年、自宅の広さを3万3000平方フィートと主張していたが、市の記録では実際は約1万1000平方フィートだった。

住宅用区画

総額:4500万ドル(約72億円)○負債:0ドル○評価額:4500万ドル(約72億円)○所在地:カリフォルニア州ランチョ・パロス・バーデス

トランプ・ワイナリー

総額:4400万ドル(約70億円)○負債:0ドル○評価額:4400万ドル(約70億円)○所在地:バージニア州シャーロッツビル

トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー・シカゴ

総額:7700万ドル(約123億円)○負債:0ドル○評価額:3800万ドル(約61億円)○保有資産:商業施設の約50%と住宅・駐車場の一部

トランプは2023年10月、ドイツ銀行からの4500万ドル(約72億円)の借入を返済し、さらに2カ月後にはもう1本の不明瞭なローンも解消した。これにより、建設以来、債務問題に悩まされてきたこの物件の負担は軽減された。

トランプ・パーク/トランプ・パーク・イースト

総額:3100万ドル(約50億円)○負債:0ドル○評価額:3100万ドル(約50億円)○保有資産:住宅、ガレージ、商業施設の一部

トランプは1期目の在任中にトランプ・パーク・イーストのコンドミニアム3戸を計750万ドル(約12億円)で売却したが、いずれの買い手も匿名のペーパーカンパニーだった。

セブン・スプリングス

総額:3000万ドル(約48億円)○負債:0ドル○評価額:3000万ドル(約48億円)○所在地:ニューヨーク州ベッドフォード

トランプ・ワールド・タワー

総額:2200万ドル(約35億円)○負債:0ドル○評価額:2200万ドル(約35億円)○保有資産:商業施設、ガレージ、住宅の一部

トランプ・プラザ

総額:1700万ドル(約27億円)○負債:0ドル○評価額:1700万ドル(約27億円)○保有資産:協同住宅2戸と商業施設・ガレージ・住宅の一部のリース権

セントマーチンの住宅

総額:1200万ドル(約19億2000万円)○負債:0ドル○評価額:1200万ドル(約19億2000万円)

トランプは2013年に知人の実業家からこの物件を非公開の金額で購入した。2017年5月に2800万ドル(約45億円)で売却を試みたものの、その後値下げし、現在も売却には至っていない。

トランプ・インターナショナル・ホテル&タワー(ニューヨーク)

総額:1500万ドル(約24億円)○負債:600万ドル(約9億6000万円)○評価額:900万ドル(約14億4000万円)○保有資産:商業施設、ガレージ、住宅の一部

ニューヨーク州ブライアクリフの土地

総額:500万ドル(約8億円)○負債:0ドル○評価額:500万ドル(約8億円)○保有資産:未開発地

バージニア州の住宅2件

総額:200万ドル(約3億2000万円)○負債:0ドル○評価額:200万ドル(約3億2000万円)○保有資産:ゴルフ場に隣接する住宅2件

トランプ・パレス

総額:50万ドル(約8000万円)○負債:0ドル○評価額:50万ドル(約8000万円)○保有資産:ストレージユニット

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翻訳=上田裕資

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