5. 「まるで〜のように」行動する
心を開きたいのに閉ざしてしまったり、寛大でありたいのに憤りを感じてしまったり、自信を持ちたいのに不安に駆られたりする瞬間がある。そんな時、気持ちが変わるのを待っているだけでは、その場から抜け出せなくなってしまうかもしれない。
そんな時に役立つのが「〜であるかのように行動する」という原則だ。内面の状態が変わるのを待つのではなく、まずは外見上の振る舞いから始める。つまり、自分が望んでいる感じ方をしているかのように振る舞う。
忍耐強くなりたいなら、苛立ちがあってもそう振る舞う。支えたいなら、心のどこかに嫉妬を感じていても励ます。自信を持ちたいなら、自信を持って振る舞い、次のステップへと進み、その課題に正面から取り組む。
私たちの行動は、感情を左右することが多い。意図的に行動を選ぶことは、内面の体験に影響を与える。そうすることで、現在の感情と「こうありたい」という感情との間のギャップが縮まり始める。それは、自分らしさを失っているわけではない。その瞬間の感情に縛られているわけではないと、気づいているのだ。あなたは行動して即座に自分の体験を形作ることができる。
6. 不安と仲良くなる
不安は、敵として扱われがちだ。排除すべきもの、抑えるべきもの、振り切るべきものとされる。だが「心配するのをやめよう」と考えたことがある人なら、そのアプローチがうまくいかないことは知っているはずだ。不安に抵抗しようとすればするほど、不安はつきまとうようになる。
その代わりに、心配や不安を別の視点からとらえたらどうだろうか。脅威としてではなく、シグナルとしてとらえる。本質的に、心配はあなたを守ろうとする試みだ。それは潜在的な問題を探し出し、リスクを予測し、何か問題が起こった場合に備えさせようとしている。確かに度を越してしまうこともあるが、本来の意図は有害なものではなく、あなたを守るためのものだ。
こうした視点で不安を見るようにすると、不安との関わり方が変わってくる。不安と戦うのではなく、その存在を認めることができるようになる。「あなたの意図がわかる。私が備えられるよう手助けしようとしているんだね」という視点に転換することによって不安が和らぎ、心の余裕が生まれる。「もし〜だったら」という思考のループに囚われる時間が減り、現実に向き合う時間が増える。
解釈の仕方を見つめ直そう
一歩引いてこれら6つの変化を見つめると、あるパターンが浮かび上がる。全てが自分の心、つまり自分の思考や反応、そして世界の解釈の仕方を見つめ直すことにつながっている。「ワークライフバランスは、自分にどう影響しているか」という問いを「私は、ワークライフバランスにどう向き合っているか」に変えることで、より健全で深く、意図的な生き方を見出すことができる。


