災害が起きたとき、ペットをどこに連れて行くか。その問いに対して、飼い主たちの多くは「避難所」とは答えなかった。
ペット保険を手掛けるアニコム損保が契約者を対象に実施した防災調査では、ペットのために何らかの対策を講じている飼い主が半数に達していることがわかった。ただ、この調査で明らかになったのは、その備えがまだ持ち物の範囲にとどまっているという現実だ。
避難所を選ばない飼い主たち
「災害時の主な避難先」として「在宅避難(自宅で待機)」を想定しているのは59%、「車中」が21%で、指定避難所を第一の選択肢として考えている人は7%と少数派にとどまった。

ペットのための備えとして最も多かったのは「避難用品や備蓄の確保」で、対策をとっている人の8割以上がフード・水(87%)、ペットシーツ・トイレ砂(81%)、キャリーバッグ・ケージ(81%)を準備済みと答えており、フード・水の備蓄量では「30日分以上」が最多(24%)と、長期化を見据えた意識も見てとれる。

一方、防災対策が進まない最大の理由として挙がったのは「避難所の体制が不明で不安」(53%)だった。自宅や車内を選ぶ背景には、避難所に関する情報がそもそも届いていないという現実がある。近隣の指定避難所がペットを受け入れているかどうかを把握している飼い主はわずか30%にとどまり、56%が「受け入れ内容は知らない」と答えている。




