なぜTSA職員は給与を受け取れないのか?
DHSの予算をめぐって米連邦議会が膠着状態にあり、5週間以上にわたって政府機関の一部閉鎖が続いているため、TSA職員は給与を受け取れずにいる。無給状態のTSA職員は約5万人に上るが、空港職員はエッセンシャルワーカーとみなされ、出勤を求められている。こうした中、450人余りのTSA職員が辞職したとDHSのビス次官補は24日、フォーブスに明かした。さらに多くの空港職員が欠勤している。
ビスによると、23日のTSA職員の欠勤率は10.93%だった。特に影響が大きい空港は、ヒューストンのウィリアム・P・ホビー空港(欠勤率40.3%)やニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港(同33.7%)だという。歴史的な空港職員不足の中、全米各地の空港では数時間待ちの長蛇の列が報告されている。
ICE捜査官の空港派遣、経緯は
ドナルド・トランプ米大統領は21日、自身のSNSであるトゥルース・ソーシャルに、空港の負担を軽減するためICE捜査官に介入を指示すると投稿。「民主党が空港や国内各地において公正かつ適切な保安措置を認めないのであれば、ICEがこれまでになく優れた仕事をするだろう!」と豪語した。
トランプ政権で国境対策を統括するトム・ホーマンは先週末、週明けから全米の空港にICE捜査官を配備すると発表。ICE捜査官は空港業務の訓練を受けていないとの懸念を一蹴し、「高度な訓練を受けたICE捜査官がすでに全米各地のさまざまな空港に配置されている」と主張した。
ICE捜査官が空港で移民取り締まりを行うのかと米CNNニュースの司会者ダナ・バッシュから問われると、ホーマンは取り締まりなら「常に」実施していると答え、今回の措置は「TSA職員を支援するためだ。TSAでは数百人もの職員が退職し、政府機関閉鎖の影響でとても長い行列ができているからだ」と説明した。


