飛散する花粉から身を守るため、この時期のマスクはもはや生活に欠かせない防具といえる。しかし、外部からの侵入を阻む一方で、その内側では肌に対する深刻なストレスが蓄積されている。長時間にわたる着用が、肌のコンディションにどのような影響を及ぼしているのか、医療法人社団鉄結会(アイシークリニック)が肌トラブルについて調査を実施した。
それによると、花粉症患者の72.0%が、マスク着用によって肌トラブルが悪化したと回答している。花粉を防ぐための習慣が、皮肉にも別の健康被害を引き起こしている実態が浮き彫りとなった。

具体的な症状として最も多く挙げられたのは「ニキビ・吹き出物」で31.3%に上り、次いで「乾燥・かさつき」が26.7%と続いている。肌荒れを引き起こす要因は何だと考えているかとの問いに、回答者の38.7%が「摩擦」を挙げ、32.3%が「蒸れ」を指摘している。これら二つの要因だけで全体の7割を超えており、医学的な見地とも合致する認識が広がっている。マスクの縁が肌と擦れることで角質層が傷つき、バリア機能が低下。そこに吐息による高温多湿な環境が加わることで、細菌の繁殖を招きやすい状況が形成されている。





