ヘルスケア

2026.03.26 07:15

花粉症患者の72パーセントがマスクで肌荒れ悪化、医師が教える摩擦と乾燥の対策

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しかし、こうした肌トラブルの深刻化に反して、適切な対策を講じている層はわずか34.3%に留まっている。42.0%は特に対策を行っておらず、皮膚科の受診経験がある人も23.0%と、4人に1人に満たないのが現状だ。セルフケアのみでの対処や放置が、症状の長期化を招いている可能性は否定できない。

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今回の調査に際し、アイシークリニックの髙桑康太医師は「マスク肌荒れの主な原因は摩擦・蒸れ・乾燥の3つです。摩擦は角質層を傷つけてバリア機能を損ない、蒸れは細菌の繁殖を促進、そしてマスクを外した瞬間の急激な水分蒸発が乾燥を招きます。これらを防ぐためには、ワセリンやセラミド配合の保湿剤をあらかじめ塗布することで、肌の上に物理的な保護膜を作り、摩擦刺激を軽減させることが肝要です。また、不織布マスクの内側にシルクやガーゼなどの柔らかな素材を挟む工夫や、汗をかいた際のこまめな交換も清潔を保つ上で欠かせません。もし症状が2週間以上続いたり、痛みや膿を伴ったりする場合は、早急に皮膚科を受診してください」とコメントしている。

花粉症との戦いが続く中、正しい知識に基づいた「守りのスキンケア」を習慣化することが、この季節を快適に乗り切る秘訣となる。

出典:医療法人社団鉄結会「花粉症×マスク肌荒れ調査」より

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文=飯島範久

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