家の中を見渡すと、使っていないのに捨てきれない物は意外と多い。売るほどの価値はないが、かといってゴミにするには惜しい。そんな“宙ぶらりん”の不要品を多くの人が抱えているようだ。資源循環サービスを手がけるECOMMITが行った調査によると、「売るほどではないが捨てるのはもったいない物」があると答えた人は8割以上にのぼった。


【調査概要】
調査期間:2026年2月3日 ~ 2026年2月21日
実施方法:インターネット調査
回答者属性:
・男性:50%、女性:50%
・年代割合 20歳~29歳 20%、30歳~39歳 20%、40歳~49歳 20%、50歳~59歳 20%、60歳以上20%
回答件数:1,110件
モニター提供元: 株式会社ジャストシステム(fastask)
もっとも多いのは衣類
家庭内にある不要品の中でもっとも多かったのは、衣類やファッション小物だった。8割以上が不要品として保有していると回答している。
さらに、衣類については3人に1人が「16点以上の不要品」を持っていると回答。「持っているのに着ない服や身につけない小物」、それら量の多さも際立つ結果となった。

「捨てる」のではなく「保管したまま」に
不要品の扱い方について尋ねたところ、もっとも多かったのは「クローゼットなどに保管したまま」という回答で、約4割を占めた。

次いで多かったのは燃えるゴミ・燃えないゴミとして処分するという方法だった。また、フリマアプリなどで売れなかったものについても、3割以上が最終的にはゴミとして処分している。

つまり多くの不要品は、売られるわけでも処分されるわけでもなく、家庭内に残り続けている状況がうかがえる。
不要品の処分方法は複数あり
不要品の処分方法としては、いくつかの選択肢がある。リサイクルショップは値段がつく物を買い取る仕組みであり、フリマアプリは個人間で売買する方法だ。一方、自治体の粗大ごみ回収は廃棄が前提となる場合が多く、費用がかかるケースもある。また、地域ごとの掲示板型サービスを通じて不要品を譲るという方法もある。地元で引き取り手を見つける仕組みだが、個人間でのやり取りになるため、利用に慎重になる人も少なくないだろう。

近年はこれらに加え、店舗などに回収ボックスを設置して不要品を回収し、リユースやリサイクルにつなげる取り組みも登場している。民間企業による資源回収ボックスのような仕組みが広がりつつある。
不要品整理は家族の課題にも
今回の調査は20代から60代以上までを対象としている。若い世代は引っ越しやライフステージの変化の中で物を整理する機会が比較的多いが、年齢を重ねるほど物は家の中に蓄積しやすい。実際、親が亡くなった後の実家の片付けに苦労したという話はよく耳にする。不要品の整理は単なる片付けの問題ではなく、いずれ家族が向き合うことになる課題でもある。物の行き先を考えながら整理していくことは、これからの暮らしにおいて重要なテーマになりそうだ。



