髙橋:社員とは違うかたちになりましたが、大鹿さんが私たちの描く未来に共感して同じ船に乗ってくれていることは本当に心強い。私はいろんなことに手を出したくなってしまう性分なのですが、大鹿さんはいつも、自分が今どこに向かって走っているのか、何をするべきなのかを客観的にフィードバックしてくださる、GPSのような存在です。シリーズAまでに、しっかりとプロダクトをつくり込み、昨年後半にはセールスチームを立ち上げてきました。今年は、導入先を本格的に増やすと同時に、既存顧客の満足度と単価をさらに上げていきます。特に、cocoはAIとの相性がすごくいい。ある導入先では、顧客へのメッセージの8割をAIで作成しているなど、これまでITをあまり使ってこなかった業態とは思えないほど、AIを使い倒しているケースが多いのです。機能を強化して、さらに高度な顧客対応ができるものにしていきたい。
大鹿:店舗スタッフが日々受け取っている顧客からのメッセージをAIに学習させていき、例えば在庫データなどを引き出して、「このお客様には、この商品をこのようなディスカウントプランで提案してはいかがですか」など、AIがサジェストしてくれる仕組みをすでに実装し始めていますよね。スタッフはボタンを押すだけで顧客に寄り添った提案ができるようになり、効率化によってひとりで対応できる人数も増やせる。店舗単位では、従来よりも数倍、数十倍の顧客に対応できる可能性があり、生産性も売り上げも飛躍的に向上します。これは「接客業2.0」といえるような大転換です。コミュニケーション×AIの領域でイノベーションを起こし、ベストプラクティスを積み上げていってもらいたいですね。
おおしか・たくや◎ファーストライト・キャピタルプリンシパル。青山学院大学国際政治経済学部卒。2013年、ユーザベースに新卒1号社員として入社。経済情報プラットフォーム「Speeda」のカスタマーサクセス等に従事。2021年2月より現職。
たかはし・しゅんすけ◎1990年、群馬県太田市出身。慶應義塾大学理工学部在学中に、NPO法人にて人材紹介営業を経験。その後、IT企業でのエンジニアとしてのインターンシップ等を経て、同大学在学中の2013年1月にcocoを創業し、代表取締役に就任。


