ドナルド・トランプ大統領は米国時間3月24日、イランにおける体制転換の目標が「完了した」と述べた。その一方で、新しい指導者が誰であるかは分からないとも語っており、中東への新たな部隊配備や攻撃の継続が報じられる中でも、イランに対する楽観的な姿勢を強調し続けている。
トランプは24日、記者団に対し「我々は体制転換を成し遂げた。指導者たちがすべて入れ替わったのだから、これは体制の変革だ」と語った。
イスラエルは2月28日、米国と協調した攻撃によりイランの最高指導者アリ・ハメネイ師を殺害した。その後継者として息子のモジタバ・ハメネイ師が指名されたが、トランプはその彼が生存しているかどうかも不明だと述べている。
また、トランプはイランが「核兵器を絶対に持たないことに同意した」との主張を繰り返し、「彼らは取引を望んでいる」と語った。しかし、イラン側は米国との交渉の事実は一切存在しないと公に否定している。
イランによる核武装の阻止とその体制転換は、トランプが紛争を終結させるための条件として当初から挙げていたものだった。
これらの発言は、トランプが23日、「中東における敵対関係の完全な解決」に向けてイランと米国が対話中であると発表し、交渉継続中はイランの主要なエネルギー関連施設への攻撃を5日間控えると約束した直後になされた。
イラン側は米国との対話を否定しているが、ニューヨーク・タイムズの報道によれば、4人のイラン政府高官と1人の外交官は、両国が仲介者を通じて何らかの形での対話を行っていることを認めたという。
また、トランプは、イランから「莫大な金額に相当する非常に大きなプレゼント」が24日に届いたと述べた。「核ではなく、石油やガスに関連するものだ。彼らは非常に素晴らしいことをしてくれた。これによって、我々が適切な相手と取引をしていることが分かった」。
イランでの紛争をめぐるトランプの姿勢は、ここ数日で楽観的なトーンへと転換している。彼は21日、ホルムズ海峡を48時間以内に再開しなければイランの発電所を「消し去る」と脅し、その後23日にはその期限を延長した。その一方で、米軍は中東での存在感を強めており、複数のメディアは陸軍第82空挺師団から3000人の兵士を同地域に配備する準備を進めていると報じている。



