米軍は、イランの重要な石油拠点であるカーグ島(ハールク島)を占拠するため、地上部隊の派遣を検討していると報じられている。ドナルド・トランプ大統領はこの島を主要な標的として見据えているが、この戦略には原油価格をさらに押し上げるなどの重大なリスクが伴う。
ウォール・ストリート・ジャーナルは米国時間3月24日、2人の米政府高官の話を引用し、国防総省が陸軍第82空挺師団の約3000人の兵士を中東に配備する書面命令を出したと報じた。
この報道に先立ち、ニューヨーク・タイムズも23日に戦闘部隊配備の可能性を報じていた。匿名の国防当局者の話によれば、この部隊は18時間以内にどこへでも出動可能な第82空挺師団の「即時対応部隊」であり、カーグ島の占拠を支援する可能性があるという。
アクシオスが先週報じたところによると、トランプは、2月末のイラン攻撃以来事実上封鎖されている石油輸送の要衝、ホルムズ海峡をイランに開放させるための圧力として、カーグ島の占領を検討している。
カーグ島に関するトランプの考えは不透明だ。彼は3月初め、この島の占拠は優先順位の「上位にはない」と述べていた。しかし26日には、記者団に対し「いつでも好きな時に島を占領できる(中略)パイプライン以外はすべて破壊した」と警告している。これは3月初めに行われた同島の軍事インフラへの攻撃に言及したもので、「パイプラインを残したのは、再建に何年もかかるからだ」と付け加えた。
トランプは以前からカーグ島への攻撃を公言しており、1988年にはガーディアン紙に対し、イランが米軍を攻撃すれば「カーグ島を破壊する。乗り込んで占領する」と語っていた。



