
赤色矮星は数が多いだけでなく、宇宙で最も寿命の長い恒星でもある。また、小型の赤色矮星は(巨星は言うまでもなく)太陽に比べて核融合の温度が低く、速度も遅い。これは、科学技術を利用する知的生命体が電波のメッセージを送信し始めるレベルまで進化するための時間がより多く得られることを意味する。さらに、小型星の近くを公転する岩石惑星は、惑星大気の化学組成を測定し、生命の痕跡や少なくとも生命存在可能性を特定できるかもしれない絶好の機会を天文学者に提供する。
太陽に比べて小型で温度が低い赤色矮星だが、活動性ははるかに高く、爆発現象の恒星フレアがより頻繁に発生する。これは(仮定上の)地球外生命体の電波信号を歪めて正しく受信できない状態にすることに関して、赤色矮星が最大の原因の1つともなる可能性があることを意味する。
解決策としては、信号探査の対象とその方法を理解することだと、研究チームは指摘している。
今回の論文の共同執筆者の1人で、SETI研究所の天文学者のグレース・ブラウンは、プレスリリースで「恒星の活動によって狭帯域信号がどのくらい変形する可能性があるかを定量化することにより、送信されているかもしれない信号だけでなく、実際に地球に到達する電波により適合した探査を計画することが可能になる」と説明している。


