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2026.03.28 12:15

AIブッダが1万件の経典から法話を伝授、悩み相談に乗る新アプリ

プレスリリースより

プレスリリースより

AIが、仏教の経典にもとづいて悩み相談に乗ってくれたり、送った写真をもとにありがたい法話を説いてくれたりする『AIブッダ 禅』のiOS版がリリースされた。

『AIブッダ 禅』は、生成AIコンテンツの検証技術などを研究開発するVeritasChain(ヴェリタスチェーン)の製品。パーリ仏典と大乗経典のあわせて18の経典に含まれる1万件以上の偈句(げく:詩の形で表された仏の教え)を収録したデータベースから言葉を引用して、スマホ1画面分の短い法話を示してくれる。これに先駆け、LINE Bot版がリリースされているが、iOSネイティブ版アプリならLINE登録も必要なく、誰でも無料で使える。ただし無料プランでの利用は1日3回まで。プレミアムプラン(月額3000円)で制限が緩和され、仏教経典偈句へのアクセスも可能になる。

使い方は、「心に浮かぶこと」をプロンプトに書き込むか、写真をアップロードするだけ。少し待つとAIブッダが答えをくれる。悩み相談なら、内容を分析して、人間関係、仕事、不安、孤独、家族、死など20のテーマに分類し、それにもっとも関連性の高い偈句5つを選び、そこからさらに1〜2件を抽出して、それをまじえた話を提示する。過去に引用した偈句を記憶しているので、同じものが繰り返されることがない。

たとえば介護の悩みを相談したときは、「テーリーガーター(尼僧たちの詩集)にこう記されています。『杵で米をつきながら、夫に仕え、子を育て、わたしは長い間苦しんだ。しかし今、解き放たれた。(中略)お前は誰だ』という言葉は、病がそう言わせているのです。あなたへの愛は、母上の心の奥底に、記憶よりも深いところに、今も在り続けています。【参照】テーリーガーター 偈1」のように返される。

AIのハルシネーションによりありもしない偈句を表示してしまわないよう、かならず出典が明示されるほか、もし話の内容に合った偈句がみつからないときは、原文を引用できないと正直に答える。そこはVeritasChainならではの真摯な姿勢だ。

次ページ > ジャーナリングや深呼吸モードなど多彩な機能を搭載。

文 = 金井哲夫

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