エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは米国時間3月23日月曜日に出演したポッドキャストで、人間の知能に匹敵または超越するAIを指す緩やかな定義の用語である汎用人工知能(AGI)が達成されたとの見解を示し、本格的な企業がAIによって運営される可能性があると述べた。
コンピュータ科学者レックス・フリードマンのポッドキャストに出演したフアンは、フリードマンからその基準をクリアするのにどれほどの時間がかかるか問われると、「今だと思う。AGIは達成されたと思う」と述べた。
フアンの発言は、消費者と企業の両方でAI利用が急増したことで世界最高の時価総額を誇る企業となったエヌビディアに限らず、AI業界全体に関するものとみられる。
フリードマンがAGIによって企業を運営できるかと尋ねたところ、フアンは「可能だ」と答え、ユーザーに代わって自律的に動作するよう設計されたオープンソースのAIエージェントプラットフォームであるOpenClawに言及した(OpenClawは現在OpenAIによる買収手続き中)。
ただしフアンはその後、「多くの人が数カ月使った後、使わなくなってしまう」と指摘し、AIエージェントが「エヌビディアを構築する」確率は0%だと述べた。
エヌビディアの株価は月曜日に1.5%上昇して取引を終えたが、このAIの寵児の株価は年初来で依然として約6%下落している。
高度なAGIは、組織の運営や通常は人間に委ねられている戦略的決定を行うことができると期待されているが、批評家たちはこの技術が公衆衛生や人間の雇用、その他に及ぼす可能性のある悪影響について懸念を表明している。
AGIをめぐる定義が曖昧であるため、その開発や普及に関する信頼できるタイムラインを特定することは困難となっている。OpenAIのサム・アルトマンCEOは先に行われた取材に対して、「我々は基本的にAGIを構築済み、あるいはそれに極めて近い状態にある」と述べた。その後、この発言は文字どおりの意味ではなく「精神的な」意味合いのものだと補足し、AGIの実現には単一の大きなブレークスルーではなく、「数多くの中規模なブレークスルー」が必要になると付け加えている。
一方、マイクロソフトのサティア・ナデラCEOはフォーブス誌に対し、業界はAGIの実現には程遠いとし、「我々は確かなプロセスを確立している。サムや私が宣言するかどうかが問題ではない」と、異なる見解を示している。



