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2026.03.24 11:00

成人向けSNS「OnlyFans」を育てたポルノ起業家、レオニード・ラドヴィンスキーが43歳で死去

Jonathan Raa/NurPhoto via Getty Images

Jonathan Raa/NurPhoto via Getty Images

ウクライナ生まれの起業家レオニード・ラドヴィンスキーは、10代でスパムやポルノサイトから利益を得るキャリアをスタートさせ、その後、成人向けSNS「OnlyFans」のオーナーとして巨万の富を築いた。そのラドヴィンスキーが癌のため43歳で死去したと、OnlyFansの広報担当者が米国時間3月23日に明らかにした。

2018年にOnlyFans買収、1日あたりの収入3億円という巨大なポルノビジネスへと変貌させる

OnlyFansの広報担当者が23日午前にフォーブスに語ったところによると、ラドヴィンスキーは「長年にわたる癌との闘いの末、安らかに息を引き取った」という。

2018年、ラドヴィンスキーはクリエイターが作成した独占コンテンツに対してユーザーが対価を支払うサブスクリプションサービスのOnlyFansを買収した。そして彼はその後、ニッチなウェブサイトだったOnlyFansを巨大なポルノビジネスへと変貌させた。2024年にフォーブスが公開した記事によれば、彼はこの事業から1日あたり190万ドル(約3億円)の収入を得ていた。

新型コロナウイルスのパンデミック中に人気が急増したOnlyFansは、ラドヴィンスキーの資産額を押し上げた。フォーブスは2021年に彼をビリオネアとして紹介したが、彼が死去するまでに、その推定資産額は当時の2倍以上にあたる47億ドル(約7426億円)に達していた。

しかし、OnlyFansはラドヴィンスキーにとって最初のポルノ事業ではなかった。一度もインタビューに応じたことがないこの秘密主義のビリオネアは、10代の頃にはすでに、未成年者や獣姦に関連するポルノコンテンツを謳ってユーザーを誘導するウェブサイトを運営するなど、不透明なビジネスを構築していた。

以前のフォーブスの調査では、これらのサイトが実際にその謳い文句通りのコンテンツにリンクしていた証拠は見つからなかったが、クリックされるたびにラドヴィンスキーには収益が舞い込んでいた。

ラドヴィンスキーの初期のキャリアは法的に不透明なものだったが、OnlyFansを買収するはるか前から、彼はポルノ起業家として数百万ドルの資産を築いていた。

ラドヴィンスキーが死去した時点の推定資産額は47億ドル(約7400億円)で、彼は世界で869番目の富豪だった。2025年版『Forbes 400』では181位にランクインしている。ラドヴィンスキーは2025年初頭までに18億ドル(約2900億円)の配当を自身に支払っており、OnlyFansは2024年に14億ドル(約2200億円)の収益を上げた。同プラットフォームにおけるユーザーの消費額は72億ドル(約1兆1400億円)に達している。また、フォーブスが2025年8月に公開した記事によると、ラドヴィンスキーは同社を80億ドル(約1兆2700億円)で売却する交渉を進めていた。

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翻訳=江津拓哉

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