『ドラゴンへの道』『地獄のヒーロー』『デルタ・フォース』『炎のテキサス・レンジャー』で知られる伝説的アクションスター、チャック・ノリスが、米国時間3月19日に86歳で亡くなった。家族が3月20日、ソーシャルメディアで発表した。
「深い悲しみとともに、家族として、愛するチャックが昨日朝、突然亡くなったことをお知らせする。状況については私的なものとしておきたいが、家族に囲まれ、安らかな最期だった」──Facebookの投稿にはこう記されている。「世界にとって彼は武道家であり俳優であり、強さの象徴だった。私たちにとって彼は、献身的な夫であり、愛情深い父であり祖父であり、素晴らしい兄弟であり、家族の中心だった」。
ハリウッド・レポーターによると、ノリスは3月19日にハワイで入院したのち亡くなったという。
ノリスは1940年3月10日、オクラホマ州ライアンにカルロス・レイ・ノリスとして生まれた。最初のスクリーン出演は1970年、テレビのシットコム『ルーム222』だった。ブレイクのきっかけとなった役は2年後の1972年、ブルース・リー主演の武術アクション映画『ドラゴンへの道』である。初の本格的な主演は1978年のアクション映画『暗黒殺人指令』(Good Guys Wear Black)だった。
多くの俳優がアクションをスタントに任せる一方、ノリスはスクリーン上で披露する武術の動きに精通していた。バラエティによれば、ノリスは「柔道の黒帯、ブラジリアン柔術3段、空手5段、テコンドー8段、唐手道9段、チュンクックドー10段」を保持していたという。
また同誌によれば、ノリスは1960年代に複数の空手道場も運営し、映画界の伝説スティーブ・マックイーンとその息子チャド・マックイーン(のちに『ベスト・キッド』に出演)、『ザ・プライス・イズ・ライト』で知られるボブ・バーカー、さらにプリシラ・プレスリー、ドニー・オズモンド、マリー・オズモンドなど著名人を指導した。
家族のFacebook投稿はさらにこう続く。「彼は信仰と目的をもって生き、愛する人々への揺るぎない献身を貫いた。その仕事ぶり、鍛錬、そして優しさを通じて、世界中の何百万人もの人々に影響を与え、数多くの人生に永く残る足跡を刻んだ」。
「胸は張り裂ける思いだが、彼が生きた人生、そして共に分かち合うことができた忘れがたい瞬間に、私たちは深く感謝している。世界中のファンから寄せられた愛と支えは彼にとって非常に大きな意味があり、家族として心から感謝している。彼にとって、あなた方は単なるファンではなく友人だった」。
死因は明らかにされていない。



