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2026.03.20 12:00

カタールのLNG施設に甚大な被害、元首相はイランに「狂気の戦争」拡大を警告

Stringer/picture alliance via Getty Images

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報道によれば、イランによる攻撃でカタールの液化天然ガス(LNG)輸出能力が壊滅的な打撃を受け、その年間収益は約200億ドル(約3兆1600億円)減少する見通しだ。カタールの元首相で大富豪のハマド・ビン・ジャーシム・ビン・ジャブル・アール・サーニーは、イランによる攻撃はイスラエルの利益に資するだけであり、地域全体を「狂気の戦争」に引きずり込むリスクがあると警告した。

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国営企業カタール・エナジーのサアド・アルカアビCEOは米国時間3月19日、ロイターに対し、イランによる攻撃でカタールのLNG輸出能力の約17%が失われたと語った。これにより、年間収益が約200億ドル(約3兆1600億円)減少すると推定されている。

アルカアビによれば、同施設はエクソンモービルやシェルといった世界のエネルギー大手に資源を供給しており、その修復には最長で5年を要するという。その間、LNGの供給量は年間約1280万トン削減される見通しだ。

イスラエルは18日、イランとカタールにまたがるサウスパースガス田を攻撃し、イランはその報復として、カタールの天然ガス施設を攻撃した。その数時間後、アール・サーニーはXへの投稿で、「我々は一度もあなた方の敵であったことはない。だが、今日あなた方が行ったことは到底受け入れられず、正当化もできない行為だ」と述べた。

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アール・サーニーは、イランによるカタールへの攻撃はイスラエルの目標を「助け」、「達成」させるものであり、この地域を「狂気の戦争の深淵へと突き落とす」脅威になると述べた。

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翻訳=江津拓哉

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