2026年2月27日、東京の湾岸を眼下にのぞむフェアモント東京の最上階で、「Forbes JAPAN CIO AWARD 2025-2026」が開催された。テクノロジーで企業の変革を牽引するCIOを讃える本アワードは、今年で5回目という節目を迎える。会場には、審査を行ったアドバイザリーボード、歴代の受賞者、そして変革の最前線に立つリーダーたちが一堂に会した。
本アワードは二部構成で開催された。第一部は審査を担当したアドバイザリーボードや過去の受賞者たちによるトークセッション。第二部はCIOアワードの授賞式だ。一部と二部の間には、CIOと次世代リーダーがドリンクを片手に、コミュニケーションを取る時間も設けられた。
第一部:アドバイザリーボードや歴代受賞者の本音が飛び出す「楽屋トーク」
一部は、Forbes JAPAN WEB編集長の谷本有香が進行を務める「楽屋トーク」と題した、トークセッション。一つ目のテーマは「今年の審査の振り返り」で、CIOアワードの審査を行ったアドバイザリーボードのメンバーが参加した。
セッションは和やかなムードで進行。「今はAIによる産業革命の真っ只中。CIOはもはや技術の専門家であるだけでは足りず、ビジネスを語れなければならない。今、CIOを務めている皆さんは大変だ」というコメントに会場から笑い声が上がる。「AXは長期タームで取り組む必要があり、CIOには胆力が求められる」との指摘もあった。
次に焦点が当てられたのは、「AX時代の真のリーダー」だ。日本におけるAXの状況について、「基盤モデルやLMMでは遅れを取っている。AI活用には勝てる余地がある」という分析が見られた。「テクノロジーに詳しくない層も巻き込み、具体的な成功事例を積み上げることこそが勝ち筋になる」と、停滞感を打ち破る意見も出た。
そして、登壇者は昨年のCIOアワード受賞者に代わり、「CIOアワード受賞のその後と連帯」について語られた。「社内でAIの民主化が進んだ」という現状や、「役員層にDXアセスメント試験を課して、経営層のリテラシー向上を目指している」などの具体的な取り組みが話題に上った。



