キャリア

2026.03.25 08:15

月収100万円を都内タクシー運転手の6割が経験、配車アプリが変えた稼ぎの常識

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働き方に対する意識も変化しており、現役ドライバーの31.6%が「独立や起業の資金を貯めたい」、27.1%が「他業界へ移るための足がかりにしたい」と考えている。タクシー運転手という仕事を、生涯の生業としてだけでなく、自らのキャリアを飛躍させるための「資金調達期間」と位置づける戦略的な層が増えていることがうかがえる。

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一方で、課題も山積している。ドライバーの48.0%が「売上が一定せず将来の見通しが立てにくい」という不安を抱えており、高収入が必ずしも継続的な安定を意味しないことがうかがえる。また、事故やトラブルへの緊張感(41.2%)、夜勤や隔日勤務による肉体的負担(38.4%)、乗客とのやり取りに伴う精神的負担(37.9%)など、過酷な労働環境がその対価となっている側面も強い。

いかに運転手の心身の安全を確保しつつ、都市部で実現されているような「効率的な稼ぎ」を地方へ波及させるか。単なる移動手段の提供を超え、高い専門性とテクノロジーを駆使した「高収益専門職」への脱皮が進むタクシー業界の動向が注目される。

出典:XMile「タクシー運転手の働き方と収入に関する実態調査」より

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文=飯島範久

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