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2026.03.20 07:00

イラクの米関連基地にFPVドローン攻撃 対策の不備露呈、ロシアが支援した可能性も

イラクの首都バグダッド郊外のビクトリー基地で、イランの支援を受ける民兵組織カタイブ・ヒズボラのドローンが目標を捜索する様子とみられる画像(Xで共有された動画から)

現時点で、小型ドローンへの決定的な対処策は存在しない。米エピラス社の「レオニダス」のような高出力マイクロ波兵器はたいへん有望なものだが、航空基地周辺での低高度目標に対する使用には重大なリスクがともなう。不注意に照射すれば、F-35ステルス戦闘機の電子機器が焼き切られ、1億ドル(約160億円)もする機体が基地のゲートを飾る展示物と化すといった結果にもなりかねない。

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米軍基地をFPVドローンによる攻撃から守ることは喫緊の課題だ。ビクトリー基地の動画は、対策が依然として不十分であることを示している。

他方、米軍は、イランの死活的に重要な原油積み出し拠点であるカーグ島を占拠するため、海兵隊を地上に展開させる可能性があるという観測が浮上している。この島はイラン本土から30km未満の距離にあり、光ファイバーFPVドローンで十分攻撃できる範囲にある。

3月17日(米国時間)更新:新たに共有された動画には、イランの支援を受ける民兵組織が発進させた、やはり光ファイバー誘導とみられるFPVドローンの任務飛行の様子が映っている。このドローンは、バグダッドにある米国大使館施設の周囲を、約2分間にわたり妨害を受けずに飛行している。この2日前、大使館の防護用のジラフ1Xレーダーがドローン攻撃を受けて損傷しており、その影響で対ドローン防御能力が無効化されていた可能性がある。

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forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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