北米

2026.03.19 09:00

米ガソリン平均価格が3.84ドル突破、原油も104ドル超に

Andrew Lichtenstein/Corbis via Getty Images

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全米のガソリン価格は米国時間3月18日、1ガロンあたり3.84ドルを突破し、4ドルの大台に迫りつつある。世界の石油の約20%が通過するホルムズ海峡をイランがほぼ完全に封鎖していることが海事データで示され、原油価格は前日の下落分を打ち消した。

国際原油指標である北海ブレント先物は18日午前、1バレルあたり104.22ドルをつけ、前日夜の約100.50ドルから上昇した。

米原油指標のWTI先物も前夜の下落分の一部を戻し、1バレルあたり95ドルを突破した。

両指標は前夜、イラクがキルクーク油田からの原油輸出をトルコへのパイプライン経由で再開したことを受けて下落していた。このパイプラインを通じたルートにより、封鎖されたホルムズ海峡を回避して原油を輸送することが可能になる。

ガソリンの全米平均価格は18日午前時点で1ガロンあたり3.842ドルに達し、2月から31.4%上昇した。ガス・バディの石油分析責任者であるパトリック・デ・ハーンは15日、今週中に平均価格が「4ドルの大台に近づく」と警告していた。また、17日に5ドルの大台を突破したディーゼル燃料の全米平均価格は、18日午前時点で5.068ドルの値をつけた。ディーゼル価格の急騰は、トラック、トラクター、コンバイン、建設機械などの主要燃料であるため経済全体に影響を与えると予想される。食料品の価格から配送費に至るまで、あらゆるものが値上がりする可能性が高い。

ブルームバーグは海事アナリストのデータを引用し、ほとんど国の船舶航行が停止しているにもかかわらず、イランはホルムズ海峡を通じて1日あたり約120万バレルの原油を出荷し続けていると報じた。イランの出荷量は、攻撃開始前の1日平均150万バレルからわずかな減少にとどまっている。対照的に、他国の原油出荷量は1日平均40万バレルまで落ち込んでおり、これは攻撃前の平均である1400万バレルのわずか3%にすぎない。

イランのアッバス・アラグチ外相は18日、アルジャジーラに対し、紛争終結後はホルムズ海峡を通過する船舶のために新たな取り決めを策定する必要があると述べた。「戦後の将来において、ホルムズ海峡と船舶の通過方法について新たな取り決めを設計する必要がある。それにより、イランの利益と地域の利益を考慮した明確な規制の下で、この水路を通じた平和的な航行を恒久的に維持できるようになる」。アラグチはさらに、「我々はこの地域で新たな戦争を望んでおらず、海峡が再び閉鎖されることも望んでいない。この地域の永続的な平和を保証する規制と条件を確立しなければならない」と付け加えた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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