キャリア

2026.03.23 08:15

同僚が辞めると77パーセントが退職を検討。職場に波及する離職の連鎖

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会社を「辞めることへの抵抗感」が薄れているのは、若者だけの話ではなくなっている。

転職サービス「doda」を運営するパーソルキャリアの調査機関『Job総研』が実施した社会人男女への調査では、50代でも退職への抵抗感が「下がっている」と答えた人が85.2%にのぼった。20代(85.3%)とほぼ同水準だ。「若者が辞めやすくなった」という説明では、もはや追いつかない変化が起きているようだ。

抵抗感の低下は50代も20代も同水準

抵抗感が下がっている理由として最多だったのは「次の選択肢や求人が多いから」(46.7%)で、「石の上にも三年の価値観が消えた」(43.0%)、「無理をし続けることへリスクを感じる」(39.3%)が続く。転職市場の拡大という外側の変化と、「消耗してまで続けない」という内側の変化が、世代を超えて重なっている。

ただこれは、流動的なキャリアへの移行が完了したというわけではなさそうだ。終身雇用の安定を再評価する声も出る中、この調査が映しているのは、模索の途中という現実だ。

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文=池田美樹

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