キャリア

2026.03.23 08:15

同僚が辞めると77パーセントが退職を検討。職場に波及する離職の連鎖

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1人の決断にとどまらない退職の連鎖

現在、退職を検討中と答えた人は全体の26.5%。年代別では30代が38.5%で最多で、市場価値を具体的に意識し始める層だ。退職を検討しうる時期として「入社1年以内」が27.6%でトップだったことも示すように、見定めは入社直後から始まっているのが現実だ。

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注目すべきは、退職が他の社員に与える影響だ。同僚が退職した後、自分の退職意欲が「上がる」と答えた人は77.5%。さらに66.1%が会社への残留に「不安を感じる」と回答した。

「どの業界も人手不足で転職先が見つかりやすいため、退職のハードルが下がっていると思う」(年代・性別非公開)という声が示すように、一人の退職が周囲の選択肢の見え方を変えていき、退職は職場内で静かに波及する構図が浮かび上がる。

応援と疲弊で真っ二つに割れる職場の反応

退職者が出た際に感じることとして最も多かった回答は「次のキャリアを応援したい」(47.1%)だったが、「業務量の増加による疲弊がある」(43.2%)がすぐ後に続き、次いで「取り残されたという孤独感を抱く」(26.1%)が挙がった。

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退職を前向きに受け止める価値観は広がっている。しかし残された側が業務負担や孤独感を抱えたままでは、組織を健全に持続することはできない。応援と疲弊がほぼ拮抗するこの数字は、個人の意識変化に職場の設計がまだ追いついていないことを示しているのかもしれない。

【調査概要】 
調査対象:現在就業中のJobQ Town登録者(全国/男女/20〜50代) 257人
調査期間:2026年2月18日〜2月24日
調査方法:インターネット調査

プレスリリース

文=池田美樹

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