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2026.03.22 09:15

自転車にも青切符。なんとなくしか知らない人が多数という危うい現実

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下り坂の反対車線をかっ飛んでくる子乗せ自転車。スマホを見ながら脇目も振らず交差点に突っ込んでくるママチャリ。彼らが今日まで命を保っていられるのは、周囲の交通が急ブレーキを踏んだりハンドル操作で危うくよけたりといった危険回避行動をしてくれているおかげだ。

そんな無法自転車ライダーに、4月1日からついに青切符が切られるようになる。だが、何が違反なのか、はっきりと理解していない人が多い。

マーケティングリサーチ事業などを展開するクロス・マーケティングは、20〜69歳の男女1100人を対象に、自転車に関する調査を実施した。対象者のうち自転車を利用している人は40パーセント。ほぼ毎日利用している人は12パーセント。自転車の利用者が乗っているのは、約54パーセントが電動アシストなしのママチャリ、約25パーセントが電動アシスト付きのママチャリだ。

自転車を利用している人に交通ルールに対する意識を聞くと、全体では約48パーセントが「常に意識して守るようにしている」、約36パーセントが「車の交通や歩行者が多いときは、意識して守っている」となった。8割を超える人が「守っている」と答えたが、その割合は30代がもっとも低い。

自転車の青切符制度導入のことを知っている人は8割を超えたが、具体的に何が違反になるか、部分的にしか知らない人(約52パーセント)、まったく知らない人(23パーセント)の割合が非常に多く、心許ない。

運転免許証を持っていなければ、交通法規を知らなくても無理はない。免許証を持っていても無謀な輩はいる。とはいえ、少なくとも自転車はあくまで車両であって歩行者気分で乗らないよう肝に銘じてほしい。ここで、何が違反対象になるのかを、おさらいしておこう。2026年4月1日から導入される「交通違反通告制度」で青切符交付の対象となる行為と反則金は以下のとおり。

信号無視(6000円)
一時不停止(5000円)
右側通行(6000円)
携帯電話使用等(1万2000円)
遮断踏切立入り(7000円)
ブレーキ不良(5000円)

ちなみに、酒気帯び運転は刑事罰となり、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。

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自動車の運転者は、つねに譲り合いの精神で交通が滑らかに流れるように気を配っている。人や車にぶつからないよう、ヒヤヒヤしながら運転しているのが実情だ。自転車の利用者もその一員であることを自覚して、周囲の人や交通に気を配ってもらいたい。どうかご安全に。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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