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2026.03.18 11:03

ファッションのルールを書き換える6人の女性起業家

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3月は国際女性月間であり、障壁を打ち破り、規範に挑み、世界を自らの姿へと塗り替えてきた幾世代もの女性を称える時期である。ファッション界において、その遺産はかつてないほど息づき、その切実さも増している。今日、新世代の創業者、デザイナー、クリエイティブディレクターたちが業界の新たな基準を打ち立てている。かつて女性を貶めるために使われた言葉を取り戻す者、伝統的な職人技を継承する者、コミュニティやスポーツ、サステナビリティを基盤にブランドを築く者──彼女たちはジュエリー、アクセサリー、アパレルを通じて、一過性のシーズンやトレンドをはるかに超えて長く持続する「ステートメント」としてのファッションを追求している。ここでは、まさにそれを実践している6人の女性を紹介する。

西海岸の精神からグローバルブランドを築いた女性

ロサンゼルスで生まれ、特定の場所に縛られない女性のために作られたHeaven Mayhemは、現代アクセサリー界で最も注目を集めるブランドの一つとなった。西海岸特有のクールで肩の力が抜けた感性を持ちながら、現代女性のためにデザインされている。2025年初頭にファインジュエリーラインを発表したところ、コレクションは1週間で完売。この反響は、創業者でクリエイティブディレクターのピア・マンスが予感していたことを裏付けた。彼女のコミュニティは、より洗練されたものを求めていたのだ。

コミュニティHeaven Mayhemの運営の中核を成している。ブランドは定期的にイベントを開催し、顧客を一堂に集める。つながりをマーケティング施策ではなく、ビジネスの核心として扱っているのだ。「コミュニティイベントを開催するのは、私たちのブランドを支持し、愛してくれる女性たちが活動の核心だからです。志を同じくする女性たちを集め、彼女たちがつながれる場を作りたいのです。コミュニティを巻き込むことで、彼女たちに居場所を提供すると同時に、私たちも多くの価値と新鮮な視点を得ています」とマンスはメールインタビューで語る。その声は今やすべてに反映されている。ファインジュエリーラインも、Heaven Mayhemらしさを保ちながら手の届きやすい価格帯を維持するという目標のもと、コミュニティの意見を取り入れて構想された。

テニスへの愛を永続するブランドに変えた女性

テニスは、スポーツの中でもひときわ視覚的アイデンティティが明確である。白いプリーツスカート、シャープで構築的なトップス、そしてコート上の精密な語彙のすべてが、他の競技では得難い文化的な重みを帯びている。コートニー・ケリーが創業したCourtingは、その伝統への深い敬意と、現代に向けて再解釈したいという欲求の上に築かれている。

「Courtingはそうした伝統を尊重しながら、現代的な視点で再解釈しています。その系譜を否定しているのではなく、その上に築いているのです」とケリーはForbesへのメールインタビューで語る。ケリーは5歳からテニスを続けており、ニューヨークからロサンゼルスに移住した際、年間を通じてプレーできる環境が、彼女のアイデンティティの中心にあったスポーツとの絆を取り戻すきっかけとなった。Courtingは話題性やポップカルチャーからではなく、その再会から生まれたのだ。

ファミリービジネスとして、長期的な視点が製品の品質からパートナーシップの選定まで、すべての判断基準となっている。国際女性デーに合わせてローンチしたことも意図的な決定だった。「私はキャリアの大半を男性優位の環境で過ごしてきたので、これほど重層的な歴史を持つスポーツを軸にブランドを築くことには個人的な意味があります。テニス界の女性たちは常に文化を前進させてきました。その精神は私たちが築こうとしているものと深く共鳴しています」と彼女は付け加える。

「ヒステリア」を力の象徴に変えるジュエリーブランドを立ち上げた女性

ジャッキー・アンセルが創業したHysteriaは、歴史的に女性を軽視し矮小化するために使われてきた言葉を取り戻し、再定義している。アンセルが生み出すジュエリーは、トレンドを超えて意味を持ち続け、生涯愛用できるピースとしてデザインされている。

「Hysteriaは現代の宝物だと考えています。画一的なものがあふれる世界で、消費者はユニークで人間味があり、意味のあるものにますます価値を見出しています。私のコレクションのすべてのピースは、まさにそうあるようにデザインされています」と彼女はメールインタビューで語る。

アンセルの台頭は、ジュエリー業界にとって特異な文化的瞬間と重なっている。金価格の高騰により、消費者はジュエリーを資産クラスとして捉える意識を新たにしている。アンセルはこれを興味深い領域と見ているが、彼女が築こうとしている価値は金銭では測れない。ジュエリーは人生の新たな章を刻み、困難な時期を乗り越え、あるいは単に身につける人に自分自身の価値を思い出させる。金であろうとなかろうと、価値を生むのは意味なのだと彼女は主張する。アンセルはデザインにあたり、膨大な個人的アーカイブを活用し、さまざまな時代、文化、スタイルからインスピレーションを引き出して、親しみと新しさを兼ね備えた作品を生み出している。「世界が私のアーカイブです」と彼女は言い、新作「Awakening」コレクションのすべてのピースがそれを証明している。

英国の反骨精神とイタリアの職人技を融合させ、長く愛されるラグジュアリーを生み出す女性

イラリア・バルカが創業したラグジュアリー・ウィメンズバッグブランドNEO87100には、特有の錬金術が働いている。型破りな英国の反骨精神とイタリアの深い革細工の伝統を融合させ、ラグジュアリーアクセサリー市場において他に類を見ない存在感を放っている。バルカはフィレンツェのポリモーダでファッションマーケティングとデザインを学び、その後ロンドンに移ってラグジュアリーリテールの専門知識を培った。

イタリアのファミリー工場と協業するという決断は、ラグジュアリー業界が製造方法や生産地について厳しい目を向けられている今、重要な意味を持つ。NEO87100にとって、これは単なる倫理的な選択ではなく、実務上の優位性でもある。外部サプライヤーとでは構築に何年もかかるような、オープンで誠実なコミュニケーションが可能となり、完成品を当初のビジョンに限りなく近づけることができる。

「私たちは小ロット生産の職人ブランドであり、製品の品質と長期性を最優先しています。私たちが創り出すものが長持ちし、一生大切にされることを目指しています」とバルカはメールインタビューで語る。ブランドはシーズンサイクルやトレンドレポートに従わない。何よりも示したいのは、上質な職人技の美しさと、真に質の高いものを作るための細部へのこだわりである。

リサイクル糸でニットウェアを再考する女性

リサイクルウールやポリエステルを使ったニットウェアは、ファッション業界ではまだ真にニッチな取り組みであり、CINTAの創業者エイミー・スタージスほどそれを熟知している人物はいない。リサイクル素材を扱うことはやりがいがあると彼女は言う。同時に複雑でもある。ほとんどのファッションサプライチェーンは一貫性と規模を前提に構築されており、すでに存在し、生産ロットごとに品質や入手可能性が異なる繊維には対応していない。スタージスはその制約の中でデザインすることを学び、より小規模で熟慮されたコレクションを生産し、まったく同じ素材を再発注できない場合もあることを受け入れてきた。

「もう一つの課題は透明性でした。私たちは多くの時間をかけて質問を重ね、異なるやり方で協業することに前向きなサプライヤーとの関係を築いてきました。その作業の多くは表に出ませんが、本当の努力はそこにあるのです」と彼女は電話インタビューで語る。

ブランド自体は極めてパーソナルなものだ。CINTAには冒険心、ヴィンテージへの愛着、そして遊び心への好みが息づいている。スタージスは常に、時間をかけて集め、思いがけない場所で見つけたピースを蓄積していくようなファッションとの関係を持ってきた。各ピースのデザインを駆り立てるのは、服がどのような気持ちにさせるかへのこだわりだ。彼女が創り出すニットは心地よいが決して平凡ではなく、それぞれに日常に自信や遊び心を添える小さなひねりが加えられている。「もちろん、ブランドを築くには、自分が好きなものと、すべての女性に合うものとのバランスを取る必要があります。純粋に自分のためだけにデザインすることは目標ではありませんでした。幅広い層と年齢層に合うピースを作ることが目標でした」とスタージスは付け加える。

バレーボールウェアの空白を埋めた2人の女性

ローラ・ロウ・アー・キーとシャノン・サベージは、アスレジャーというカテゴリーを事実上創り出したブランド、ルルレモン出身だ。2人がLeft On Fridayを創業したとき、女性向け製品開発で培った合計20年以上の経験を持ち込んだ。結局のところ、彼女たち自身が顧客なのだ。ブランドがデザインするライフスタイルを自ら生き、朝はサーフィンをし、すべての製品に込める同じ気軽さと意図を持って一日を過ごしている。

ブランドは女性のバレーボールやビーチスポーツに本当の空白があることを見出した。アスリートたちが実際の動きに合わせてデザインされていない水着やアクティブウェアで間に合わせていた領域だ。Left On Fridayはそれを変えようと動き出し、バレーボールカナダと提携してパリオリンピックのユニフォームをデザインしたとき、このカテゴリーが真のイノベーションに対して大きく開かれていることが確認された。

今、アディダスやスキムズといった大手が女性バレーボール市場に参入する中、Left On Fridayの強みは、それらのブランドが簡単には真似できないものにある。アスリートとの近さだ。「先行者としての優位性は、製品開発においてアスリートやコミュニティと密接に協力することにあります。例えば、新しいバレーボールショーツの開発を始めたとき、テストを一般に公開したところ、参加を希望するアスリートから1000件以上の応募がありました」とサベージはメールインタビューで語る。ロウ・アー・キーは率直に言う。「私たちは顧客そのものです。彼女を理解しているのは、私たちが彼女だからです。その視点が、汎用性とパフォーマンスについての考え方を本当に形作っています」

forbes.com 原文

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