エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、サンノゼのSAPセンターのステージに立ち、2時間半におよぶ基調講演を行った。その締めくくりとなったのは、1枚の密度の高いスライドだった。そこに並んでいたのは、彼が「AIネイティブ」と呼ぶ103社の企業、組織、サービス名だ。これらはAI(人工知能)を土台から組み込んでつくられた企業であり、その多くがエヌビディアの顧客である。
フアンの枠組みでは、これらすべてが、彼が何年も前から予言してきたプラットフォームシフトが到来したことの証拠だという。NVIDIA GTC 2026のライブブログによると、フアンはAIネイティブのスタートアップへのベンチャー投資額が1500億ドル(約23兆8000億円)に達したと述べ、エヌビディア製GPUに対するコンピューティング需要は今や「桁外れ」だと語った。このリストは、Menlo VenturesのパートナーであるDeedy Dasによって、Xにも投稿されている。
このリストは、自動車向けAI、カスタマーサポート向けAI、エンジニアリング向けAI、ヘルスケア向けAI、ロボティクス向けAI、検索向けAI、ソフトウェア開発向けAI、エージェントフレームワークとプロトコル、ディープラーニング(深層学習)フレームワーク、フロンティアモデル開発企業、推論フレームワーク、モデルからプロダクションまで12のカテゴリーにわたる。
103を合わせると、2022年末のChatGPTリリース以降、機関投資家の資金がどこに流れてきたか、そしてエヌビディアが最も持続的な需要シグナルをどこに見出しているかを示す断面図となっている。
「この業界はあらゆる面で非常に異なっている」とフアンは基調講演で語った。TechRadarのライブ報道によれば、彼は「だが、彼らが生み出しているインパクトは極めて具体的だ」と述べている。この瞬間を、人類史上でも最も高い水準の投資のひとつだと位置づけ、その大部分がAIネイティブ企業のコンピューティング要件によって牽引されていると語った。
基調講演には商業的なメッセージも込められていた。CNBCのGTC基調講演に関する報道によると、フアンはBlackwellおよびVera Rubinシステムからの収益について、2027年までに少なくとも1兆ドル(約158兆円)を見込んでいると述べた。これは前年に示した5000億ドル(約79兆4000億円)の予測からの上方修正だ。AIネイティブのスライドに載ったすべての企業が、直接的または間接的に、その需要の源泉となっている。
以下は、フアンがスライド上で示した103の完全なリストだ。スライドに表示された順序に従ってカテゴリー別に整理し、設立年と、エヌビディアが各社に割り当てた具体的なAI領域を併記した。



