エヌビディアは、ゲームの映像を格段にリアルにするWindows用ゲーム・グラフィックス技術「DLSS」の最新バージョンを発表した。しかし、ゲーマーやコンテンツクリエイターたちはSNSで、この最新バージョンが描くグラフィックスが「AIスロップ(低品質なAIコンテンツ)」のようだと激しく非難している。
エヌビディアは米国時間3月16日夜、近日リリース予定の最新グラフィックス技術「DLSS 5」のプレビューを公開した。YouTubeには、『ホグワーツ・レガシー』や『Starfield』といった人気ゲームにこの技術を適用する前と後の比較映像が投稿されている。
同社は、この技術は「ビジュアルのリアリズムを劇的に飛躍させる」ものであり、過去10年間における「コンピュータグラフィックスの最も重要なブレイクスルー」だと主張している。YouTubeに投稿された映像では、ゲームキャラクターの顔の造形に顕著な違いが出ていることが確認できる。
この新技術はすぐにゲーマーたちの注目を集めた。エヌビディアがXに投稿したDLSS 5の発表メッセージは、1日足らずで6500万回の閲覧数と2万2000件の返信を記録したが、その多くは批判的な内容だった。
今回の新技術でエヌビディアと提携するベセスダ・ゲーム・スタジオは、Xへの投稿でそうした批判に応じ、公開されたプレビューはDLSS 5の「極めて初期の段階」のものであると説明した。「それぞれのゲームにとって最適だと我々が考える外観になるよう、アートチームがライティングや最終的な効果をさらに調整していく」。
批判を受けてか、エヌビディアはYouTubeのコメント欄で、「ゲーム独自の美学を維持できるよう」、ゲーム開発者はDLSS 5の効果について「詳細かつ完全な芸術的コントロール」を持つと述べた。
フォーブスは現在、本件についてエヌビディアにコメントを求めている。



