指示や修正のためのAIとのやり取りの回数は、2〜3回がもっとも多く(4割強)、次いで4〜5回(3割強)だった。それを含めて、出力を待つ時間の合計は、1日あたり5〜10分未満が3割強、10〜30分未満も3割強。個々の出力時間は短くても、累積するとかなりの時間になる。

こうして見ると、生成AIの導入により、他の仕事が手につかない出力待ちの時間、やり直し、修正といった、自分でやっていた、または人にやらせていたときにはなかった、新種の「余計な時間」が生じていることがわかる。全体的には大きく効率化されているものと思われるが、その小さな「無駄」はストレスだ。ストレスは生産性を落とす。
サンクスラボキャリアは、「やり取りの回数を減らすことや、待ち時間を有効活用する仕組みづくり、修正負担を軽減する工夫が、今後の生産性向上の鍵になる」と話す。つまり、やり取りの回数を減らし、修正も少なくて済み、結果的に待ち時間を短縮しストレスを軽減する、効果的なプロンプトの出し方を会得することだ。こうした課題は、業務内容が共通する部署内でアイデアを出し合うことが大切だろう。


