北米

2026.03.17 11:00

存在感消えたヴァンス米副大統領、対イラン攻撃には反対 トランプと亀裂か 

米首都ワシントンのホワイトハウスで記者会見するJ・D・ヴァンス米副大統領。2026年2月2日撮影(Shutterstock.com)

米国が昨年6月にイラン核施設を攻撃する前、5月に首都ワシントンで開催されたミュンヘン安全保障会議の関連イベントでは、ヴァンスはイラン攻撃について「誰にとっても非常に悪いことであり、われわれが望むことではないが、イランが核兵器を手に入れるという『オプションC』よりはましだ」と述べた。

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イラン攻撃は次期大統領選にどう影響する?

イラン情勢をめぐり、ヴァンスは孤立主義を掲げる自身の見解と、トランプへの支持の間でバランスを取らなければならないという居心地の悪い立場に立たされている。

一方、今回の攻撃では、やはり2028年大統領選の有力候補と目されているマルコ・ルビオ国務長官の存在感が高まっている。複数の報道によると、ルビオは2月28日のイラン攻撃初日、トランプと共に米フロリダ州のマール・ア・ラーゴで作戦を見守っていたが、ヴァンスは首都ワシントンから電話会議で参加した。

ルビオもヴァンスも大統領選出馬を表明していないが、トランプはここ数週間、側近たちに「どちらを支持するか」とさりげなく尋ねていると報じられている。

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また、一部のMAGA著名人は、トランプとの確執が深まる米保守派コメンテーターのタッカー・カールソンを非難するようヴァンスに要求。イランに対する武力行使に公然と反対し、米イスラエル同盟にも批判的なカールソンをヴァンスが「否定しなければ、マルコ(ルビオ)が指名候補になるだろう」とABCニュースに語った。

対イラン攻撃、米国民の支持は41%

対イラン軍事作戦を支持する米国の有権者は、米紙ニューヨーク・タイムズの分析によると41%にとどまる。これは第2次世界大戦以降、米国の主要な軍事介入に対する支持率としては最低の水準だ。 

forbes.com原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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