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2026.03.17 08:00

激化するイラン戦争、今後の展開は 最大の焦点は米軍による「ホルムズ強制開通」

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イランに対する米国とイスラエルによる爆撃作戦は、規模と激しさを保ったまま2週間にわたり続いている。これまでにイランの軍事インフラのかなりの部分を破壊したほか、体制の主要な指導者を多数排除している。イランは弾道ミサイルやドローン(無人機)による攻勢作戦で応酬し、中東各地の米国やイスラエルの軍事施設に加え、民間の基盤インフラも攻撃している。

ここでは、現時点で筆者が注視しているいくつかの動向について説明したい。政府機関で世界の紛争に関わってきた経験から、これらはこの戦争の短期的な趨勢を形づくるうえでカギを握ると考えている。

規模と損害が拡大するイラン戦争

まず戦場の動態に注目すると、航空機やミサイル、ドローンによる攻撃の頻度、それらによって攻撃された目標、引き起こされた損害の規模に驚かされる。たとえば、米国とイスラエルはわずか2週間で、イランの目標をすでに5000以上(編集注:ピート・ヘグセス米国防長官によると「1万5000以上」)攻撃したと主張している。米軍のダン・ケイン統合参謀本部議長は、目的は「イランの軍事・産業基盤をより深く」攻撃していくことにあると述べている。イスラエルは、イランの軍事・情報目標や石油インフラの一部、さらにレバノン南部やベイルートにあるイスラム教シーア派組織ヒズボラの目標に対する攻撃に注力している。

対抗してイランは、域内各地の米軍施設や、テルアビブをはじめとするイスラエル国内、近隣の湾岸諸国、とりわけアラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタールの目標に対して、弾道ミサイルとシャヘド自爆ドローンを数百発・機以上発射した。戦闘の結果、イランでは1200人あまりが死亡し、米軍では13人が死亡、およそ140人が負傷した。イスラエル、レバノン、湾岸諸国でも民間人の死者が出ている。戦争が3週目に入り、攻撃作戦が続くなか、残念ながら犠牲者が今後さらに増えていくのはほぼ確実だ。

緊張続く原油市場

戦争によって明白な人的損害が出ているのに加え、石油インフラへの攻撃と、イランがホルムズ海峡(世界の石油海上輸送の20〜25%が通過する)を当面封鎖する構えであることが相まって、原油価格は激しく変動している。ブレント原油価格はおおむね1バレル=85ドルから120ドルの間で乱高下している。イランはホルムズ海峡付近の船舶を攻撃しているほか、通航をさらに妨害するべく、この狭い水路の各所に機雷敷設を計画しているとも報じられている。

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翻訳・編集=江戸伸禎

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