Brent Daubは、全国法律事務所Gilson Daubのシニア創設パートナーであり、Daub Leadership Academyコンサルティングの創設者である。
新年はすでに動き出しており、リーダーとしての成長を加速させる機会が改めて訪れている。しかし、成功する成長は自動的には起こらない。未来に向けて意図的に行動し、自分に投資しなければ、意味のある前進がないまま、また1年が過ぎてしまうこともある。成功は、成り行き任せから生まれることはめったにない。意図性を失えば停滞が始まり、リーダーとしての潜在力は実現されないままとなる。
成長に対して意図的でないと、偶然に任せた成長になる。それではうまくいかない。手入れされない庭を思い浮かべてほしい。植え、水をやり、雑草を抜かなければ、庭は豊かに育たず、荒れて混沌としていく。リーダーシップ開発も同じだ。必要なのは、目的、継続性、そして丁寧さである。今年こそキャリアや使命、リーダーとしての軌道を前に進めたいのなら、投資は自分自身から始める必要がある。
意図を持って投資する
事業オーナー兼リーダーとして15年以上過ごしてきたなかで、1つの真実が際立っている。リーダーと非リーダーを分ける決定的な違いはシンプルだ。リーダーは、自分の成長に意図的に投資する。
つまり、今日の自分を良くするために、誰かの許可や指示を待つなということだ。評価面談の予定が入るまで、あるいは昇進の候補に上がるまで、リーダーとしてのマインドセットや習慣を加速させるのを待ってはいけない。どこにいて何をしていようと、個人としての成長への投資は今日から始められる。
私の法律事務所が急拡大した時期──カリフォルニアの小規模事務所から、わずか5年強で14州22都市に拠点を持つ全国規模へと成長したとき──組織が成長するには、まず私自身が成長しなければならないと痛感した。リーダーシップとマネジメントに関する本やポッドキャスト、研修を探し求めた。法廷に立つ時間より、チームのトレーニングと育成に費やす時間のほうが長くなっていた。やがて学際的リーダーシップの5年制博士課程に入学した。これは私がこれまでに行った投資のなかでも最も厳しく、同時に最も報われたものの1つであり、自分自身だけでなく、率いていた組織にとって何が可能なのかという信念まで塗り替えた。
とはいえ、意味のある成果を得るために必ずしも博士課程に進む必要はない。最も重要なのは、継続的で意図的な成長というマインドセットを身につけることだ。
自分に投資する実践的な方法
今すぐ自分への投資を始めるために使える、簡単なチェックリストを紹介する。
• メンターやコーチを探す。
• 本を読む。
• ポッドキャストを聴く。
• 記事を見つける。
• 講座に申し込む。
• カンファレンスやセミナーに参加する。
• プロフェッショナルコミュニティに参加し、支援のネットワークを築き、つながりを育む。
• なりたい人物と時間を過ごし、質問する。
• 良い質問をし、集中して聴く。
• 助言を歓迎する。
• フィードバックを受け取るのが最も上手い存在になり、簡単には傷つかない自分でいる。
あなたが持つ最高の投資機会は、あなた自身であり、誰かが代わりにやってくれることも、贈り物のように与えてくれることもない。自分の成長を金融のポートフォリオのように考えてほしい。資金を投資するとき、望む投資収益率を得るために、資源をどこに配分するかを意図的に決めるはずだ。財務をギャンブルにしないよう、投資戦略はよく練られている。同じことが、リーダーシップへの投資にも当てはまるべきである。
他者の成長を助けることで成長する
最も見落とされがちなリーダーシップ投資の1つが、他者をメンタリングすることだ。リーダーシップは単独競技ではない。誰かの成長を支援することで、最も意味のある成長が得られることも多い。
経験の浅い同僚をメンタリングすれば、コミュニケーション力が強化され、共感力が深まり、視野が研ぎ澄まされる。教えることは、自分が理解していることを明確にし、まだ学ぶべきことも浮かび上がらせる。リーダーシップにおいては、与えるほどに受け取るものがある。
「そのうち」ではなく、今始める
あらゆる投資計画の最初で最重要の原則は、今日始めることだ。待つな。先延ばしにするな。先送りにするな。週次、月次、年次の明確な成長目標を設定する。何を学び、どんな人物になりたいのかを特定する。1カ月間、毎日30〜90分を集中した成長に充てると、結果は意外なものになるかもしれない。多くの人は、小さく継続的な努力でどれほど前進できるかを過小評価している。
世界中の組織が、チームの成功を後押しできる新たなリーダーを求めている。自分に投資することは、学び成長する意欲のある人に、キャリアの前進機会や昇進の道を開く。経営層が一般に求めるのは、主体性とコミットメントを示し、自ら動ける人材である。
リーダーシップは、就くためのポジションであるだけではない。育てるべき気質である。それは何をするかだけでなく、何者になるかだ。リーダーシップの専門家John Addisonは「私たちは人間である(human beings)のではない。人間になりつつある存在(human becomings)だ」と述べている。問うべきは、変化しているかどうかではない。私たちが何者になりつつあるのか、そしてその未来を形づくるために今日何をしているのかである。
望む場所へ行く最善の方法は、自分への投資を始めることだ……今すぐに。



