健康

2026.03.18 10:45

朝起きられない起立性調節障害の子どもに広がる「グラデーション登校」

AdobeStock(写真はイメージです)

新年度を前に続く「判断の揺れ」

また、新年度も現在の登校スタイルを続ける予定と答えた保護者は約7割。一方で「わからない・まだ決まっていない」と答えた人も約3割近くにのぼった。

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クラス替えや担任の変更など、新年度は学校環境が変化しやすい時期だ。こうした要因が、登校スタイルの判断を保留する家庭の多さにつながっている可能性もある。

求められているのは「学校側の理解」

起立性調節障害があっても学習を続けるために必要なサポートとしてもっとも多かった回答は、「学校側の理解や柔軟な対応」だった。続いて「出席日数や成績評価への配慮」「登校時間や参加形態の調整」などがの要望があがった。

オンライン授業や学習支援などの環境整備よりも、まずは学校側の理解や評価のあり方といった制度面への期待が大きいことがうかがえる。

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今回の調査で見えてくるのは、起立性調節障害の子どもたちが「通えるか、通えないか」という単純な2択のなかで学校と向き合っているわけではないという点だ。体調に応じて通学のペースを調整しながら学びを継続するという、いわば「グラデーション登校」という選択肢が学校生活のなかで形になりつつあるようだ。

プレスリリース

文=福島はるみ

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