資産運用

2026.03.15 09:19

投資初心者が押さえるべき資産形成の基本

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資産形成を進め、投資の世界に足を踏み入れることは、とりわけ若く、始めたばかりの頃には非常に気後れするものだ。だが、投資を志す人が始めるのに、高額の給与や長年の経験は必要ない。

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英国で2000人を対象に行われた調査では、18〜24歳の56%が「すでに投資が習慣になっている」ことが分かった。投資を妨げ得る最大の要因には、損失への恐れ、伴うリスク、そしてすでに直面している日々の金銭的プレッシャー――家賃や生活費全般の負担など――がある。

20代で資産形成を始めた者として、私は小さな一歩が大きな成果につながることを学んだ。投資と資金管理の基礎を学ぶことで、長期的な資産形成の土台を築き、投資家としての成功に向けた準備を整えることができる。

投資の基本

投資の世界に初めて触れる人にとっては、「株式(stocks)」「債券(bonds)」、「複利(compounding)」「分散(diversification)」など、まるで別の言語のように感じる専門用語が多い。こうした用語をはじめとする言葉の意味を理解する時間を取ることは不可欠である。投資家が数週間や数カ月ではなく、数年、数十年先を見据えて将来を考えられるようになるためだ。この視点の転換だけでも、いま下す意思決定のあり方は変わり得る。

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投資について学び、自信をつける方法は多くある。

・読書やリスニングで投資を学ぶ。信頼できる著者の本や金融サイトは、良い出発点となる。読むより聴くほうが好みなら、専門家によるポッドキャストやYouTubeチャンネルも有効な選択肢だ。

・オンライン講座を受講する。基礎をわかりやすく解説した初心者向け講座は数多くある。無料のものも有料のものもあるが、いずれにせよ、初心者投資家が何カ月もの混乱や失敗を避ける助けになる。

・投資コミュニティに参加する。経験者から学ぶことの価値は計り知れない。実体験を聞いたり、自分の考えに対するフィードバックを得たりすることも、学び、適応するための優れた方法である。

複利の力

投資を志す人は、複利がどのように機能するかも理解しておく必要がある。少額であっても、時間をかけて継続的に投資すれば、複利の力によって大きな金額へと成長し得る

このプロセスをより取り組みやすくするため、投資を自動化する人もいる。例えば、投資プランや年金への毎月の自動振替を設定することで、多くの投資家は意識せずにお金を積み立てている。

分散投資の価値

20代を通じて投資を続けるなかで私が学んだ最も重要な教訓の1つが、分散投資(diversification)の価値である。これは、1つの投資タイプに依存するのではなく、複数の資産に資金を分けて配分することを意味する。例えば、株式、インデックスファンド、預貯金を組み合わせる人もいる。だが時間の経過とともに、不動産も分散ポートフォリオの中で大きな役割を果たし得る。

投資を始めたばかりの人にとって、賃貸物件は手の届かない目標に感じられるかもしれないが、早い段階で理解しておく価値はある。不動産投資にはリスクがあり、リターンが保証されるわけではないものの、不動産には長期的な資本成長の可能性があり、より変動の大きい投資を補完する安定感をもたらし得る。

住宅を一括で購入せずに不動産へのエクスポージャーを得る方法もある。不動産ファンド、REIT(不動産投資信託)、あるいは共同所有スキームなどは、少額を投資しながら不動産市場の恩恵を受ける機会を提供する。これは、貯蓄を増やしながらステップアップを目指す投資家にとって、取り組みやすい選択肢となり得る。

資金管理の基本

調査によれば、Z世代の約41%は稼いだ額以上に支出しており、23%はFOMO(取り残されることへの恐怖)を避けるために使い過ぎていると認めた。さらに、多くの人が「いまこの瞬間を楽しむため」により多く支出していると回答している。つまり、若く投資を志す人にとって、資金管理の基本を理解することが重要である。

覚えておくべき要点は、使わなかったお金は長期的な資産形成に使えるお金だということだ。

意図を持って予算を組むことを学ぶのも不可欠である。毎月の収入と支出を把握し、必需品、貯蓄、投資にそれぞれいくら充てるかを事前に決めるということだ。そのうえで、時間とともに積み重なる、小さく賢い選択をする。例えば、週に数回は外食やデリバリーの代わりに自炊する、使っていないサブスクリプションを解約するといったことが違いを生む。

最後に、身の丈に合った生活は罰ではなく習慣であることを忘れないでほしい。始めるのが早いほど、将来得られる経済的自由は大きくなる。

最後に

私が好きな著者の1人であるロバート・キヨサキは、「負ける恐怖を、勝つ興奮より大きくしてはいけない」と述べたことで知られている。この言葉は、早期の資産形成はマインドセットにかかっていると学んだ私にとって、強く響いた。

投資を始めたばかりの人は、最大の成長は不確実性に飛び込むことから生まれることが多いと覚えておいてほしい。私にとって最も価値ある教訓のいくつかは、大きな成功からではなく、試行錯誤し、小さな失敗をし、アプローチを調整するなかで得られた。

若いうちに始めることは大きな優位性をもたらす。少額であっても継続して投資すれば、年月を経て大きく成長し、控えめな毎月の拠出が意味のある資金となり、成功した投資キャリアへとつながり得る。

ここで提供される情報は、投資、税務、または金融に関する助言ではない。自身の具体的な状況に関する助言については、資格を有する専門家に相談すべきである。

forbes.com 原文

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