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2026.03.17 12:30

「ストレスホルモン」の分泌を招いてしまう5つの習慣と改善方法

Shutterstock.com

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昨今はストレスが絶えない。だが専門家によると、無害に思える習慣の中に「ストレスホルモン」のコルチゾールのレベルを慢性的に高い状態に保ち、ストレス状態をさらに悪化させているものがあるという。この記事では、コルチゾールレベルを押し上げてしまう習慣と、代わりに取るべきシンプルな習慣を紹介する。

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コルチゾールは身体に備わった「救難信号」だと考えたい。いわば体内にあるバットシグナル(危機の合図)のようなもので、代表的なストレスホルモンだ(ただしそれ以外にもいくつか重要な役割を担っている)。

ストレスを感じると身体はコルチゾールなどのホルモンを分泌し、認識した脅威に対処できるよう準備するのを手伝う。問題は、刺激やカフェイン摂取が過剰で常に端末につながっている現代社会では、脳があらゆるものを脅威として認識しやすいことだ。未読メールが溜まった受信箱や迫っている締切、交通渋滞、トイレットペーパーがなくなりそうなことなどーー。その結果、ストレス反応が常に作動した状態になり、身体は戦うか逃げるかのモードから抜け出せなくなる。

ある程度のストレスは普通かつ健全ですらある一方で、慢性的なストレスは心身に負担をかけ、気分や睡眠から免疫機能、腎臓に至るまでさまざまな部分に影響を及ぼす。

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幸い、日々の習慣に意識的な小さな変化を加えるだけで大きな効果を生み出せる可能性がある。専門家が指摘する、コルチゾールレベルを密かに上昇させている可能性のある5つの習慣と、代わりに試すべき簡単な方法を以下に紹介する。

1. 起床後すぐのスマホチェック

目覚めてすぐにスマホを手に取り、メッセージやメール、ニュース、SNSを見始めると、ベッドから出る前にストレス反応を起こしてしまうと内科医で長寿研究の専門家であるアマンダ・カーン博士は説明する。

朝一番にスマホに手を伸ばす代わりに、2分かけて感謝していることを書き出すといい。感謝の気持ちは副交感神経を活性化させて自然にコルチゾールのレベルを下げ、落ち着いた状態で1日を始めるのに役立つ。カーンは「このシンプルな実践は神経系を反応モードから受容モードへと切り替え、身体に安全のサインを送る」と話す。

2. 午後2時以降のコーヒー

調子が下がってくる午後3時ごろ、多くの人が自分を元気づけるためにコーヒーを飲むが、この時間帯のカフェイン摂取はコルチゾールレベルを高い状態に保ち、体内時計、つまり睡眠と覚醒のリズムを乱してしまう。カーンはコーヒーの代わりにカモミールティーを勧める。カモミールには不安軽減の効果があるアピゲニンというフラボノイドが含まれている。また緑茶もおすすめだ。緑茶は穏やかな覚醒効果があり、リラックス効果のあるLテアニンを含んでいる。ホーリーバジルやアシュワガンダのようなアダプトゲンを含むハーブティーも、コルチゾールレベルを自然に調整するのに役立つ可能性があるとカーンは話す。

また十分な水分補給も心がけたい。軽度の脱水でもエネルギー低下を悪化させ、ストレス反応を強め、プレッシャーに対処する身体の能力に影響が及ぶ。

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翻訳=溝口慈子

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ハーバード・メディカル・ノート「新しい健康のモノサシ」

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