ドナルド・トランプ大統領は米国時間3月14日、米国は戦略的要衝であるホルムズ海峡を「何らかの方法で」開通させると述べた。米国は13日、イランが輸出する原油の9割を扱うカーグ島(Kharg Island。ハールク島とも)を攻撃しており、トランプは「(イランは)完全に首をはねられた」とトゥルース・ソーシャルに投稿した。
米中央軍によると、3月13日夜のカーグ島への「大規模精密攻撃」により、「海軍機雷貯蔵施設、ミサイル貯蔵庫、その他複数の軍事施設」が破壊された。ただし、同島の石油インフラへの攻撃は回避された。
イスラム革命防衛隊によると、カーグ島では少なくとも15回の爆発音が確認された。同隊は石油インフラに損傷はなかったとする一方、自国の石油供給が攻撃されれば「米国とその同盟国が利害を有する地域のすべての石油・ガスインフラに火を放ち破壊する」と警告した。
トランプは、一連の攻撃を「中東史上最も強力な爆撃作戦の1つ」と評し、島内のすべての軍事目標が「完全に壊滅した」とトゥルース・ソーシャルに投稿した。また、ホルムズ海峡の混乱が続くなら、島の石油インフラを温存するという判断を見直すとも述べている。戦争が激化する中で米国はイランの沿岸部を「徹底的に爆撃し続ける」とも記した。
攻撃による死傷者の報告はない。イランの当局者は、島の石油ターミナルは「完全に稼働している」と述べた。
攻撃は、戦争開始以来、石油・ガス価格が急騰する中で行われた。原油価格は1バレル約98ドルに上昇し、米国のガソリン価格は全国平均で3.67ドルに達している。
トランプ、ホルムズ海峡への艦船派遣を各国に要望
3月14日朝の投稿で大統領は、イランによるホルムズ海峡封鎖に対抗するため、「多くの国」が軍艦を派遣すると述べたが、具体的な国名は明言しなかった。「この人為的な制約の影響を受けている中国、フランス、日本、韓国、英国、そしてその他の国々が、現地に艦船を送ってくれることを願う」と述べた。
トランプに名指しされた国々は、イランに対し軍を展開することに消極的な姿勢を示してきた。イランの石油の大半が輸出される先である中国は3月上旬、海峡を通る原油の安全な通航を可能にするためイランと協議していたと報じられており、フランスも同様だという。



