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2026.03.16 11:30

世界で最も「裕福な女性」2026年版 1000億ドルクラブは2人

アリス・ウォルトン(Stefanie Keenan/Getty Images for The J. Paul Getty Trust)

ロブ・ウォルトンは父の後を継いで会長に就任し、2015年に娘婿のグレッグ・ペナーへ会長職を引き継ぐまで20年以上その職にあった。2024年にはウォルマートの取締役会も退いた。ジム・ウォルトンは、2016年に息子のスチュアート・ウォルトンが自身に代わってウォルマート取締役に就いた後も、一族の Arvest Bank Groupの会長を務めている。一方、アリスは、ウォルトン家の地元であるアーカンソー州ベントンビルに クリスタル・ブリッジズ・アメリカンアート美術館を設立したことで最もよく知られている。

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彼女は同館の理事長を10年間務めた後、2021年にジムの息子の妻であるオリビア・ウォルトンを後任に指名した。2011年の開館に要した16億ドル(約2600億円)の費用のほぼ全額は、アリスの亡き兄ジョン・ウォルトン(2005年死去)と母ヘレン・ウォルトン(2007年死去)の名義による信託から拠出された。

アリスはこの10年で自身の慈善活動も拡大し、一族の5つの慈善財団に63億ドル(約1兆円)超を拠出してきた。これらの財団は、これまでに彼女の資金から推計20億ドル(約3200億円)を助成しており、その結果、彼女は米国で26番目に寄付額の多い慈善家となっている。その中には、2016年の設立以来、アート・ブリッジズ財団が米国の美術作品購入と全米300超の美術館への貸し出しに投じた5億5000万ドル(約900億円)超も含まれる。また、ウォルトン・ファミリー財団を通じて、教育改革、環境保全、ベントンビル周辺地域に取り組む団体へ贈られた推計4億ドル(約640億円)も含まれる。

さらに、ベントンビルには新設の アリス・L・ウォルトン医学校(AWSOM)がある。同校は、2023年にウォルトンのアート・ブリッジズ財団から2億5000万ドル(約400億円)の資金提供を受けた後、2023年7月に4年制の医学博士課程の第1期生48人を迎え入れた。

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「私はAWSOMを、新しいタイプの医学校にしたいという構想のもとで設立しました。身体、精神、感情、社会の各面の健康を一体で捉え、人の健やかさを高める学校です」と、ウォルトンは開校を発表するプレスリリースで述べた。「その構想が、いま現実になりました」

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世界に20人のみ、資産15兆円超えの富豪をまとめた「1000億ドルクラブ」2026年版

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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