北米

2026.03.14 09:30

原油価格が再び100ドル突破、全米のガソリン価格は65セントの急騰

Lars Penning/picture alliance via Getty Images

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ドナルド・トランプ大統領が2週間前にイランを攻撃して以来、米国のガソリン平均価格は1ガロンあたり65セント上昇した。米政府はエネルギー市場の安定化のため、ロシア産原油の購入を認める例外措置を導入したが、米国時間3月13日早朝、原油価格は再び1バレル102ドルを超えて急騰した。

アメリカ自動車協会(AAA)は13日、レギュラーガソリンの全米平均価格が3.63ドルに達したと発表した。米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始する2日前にあたる、2月26日時点の平均価格2.98ドルからは65セント上昇した。

ディーゼル燃料の価格はレギュラーガソリンよりもさらに激しく上昇しており、先週初めの3.77ドルから4.89ドルへと30%上昇した。

AAAによると、13日時点でレギュラーガソリンの平均価格が最も高い州はカリフォルニア州(5.42ドル)で、ワシントン州(4.76ドル)とネバダ州(4.45ドル)がそれに続く。

ガスバディの石油アナリストを務めるパトリック・デ・ハーンによると、今週ガソリン価格の上昇幅が最も大きかったのは、カリフォルニア州、ユタ州、ネバダ州、アリゾナ州、コロラド州だった。

ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は10日、ガソリン価格の上昇は「一時的」であると述べ、「米国民は、石油とガソリンの価格が急速に、場合によってはイラン攻撃前よりも低いところまで下落するのを目にすることになる」と述べた。

市場環境が激しく変動し続ける中、原油価格がすぐに下落するかどうかについて、専門家の見方は分かれている。

12日、米国は海上輸送中のロシア産原油の購入を可能にするため、同国からの原油輸入禁止措置を一時的に停止した。スコット・ベッセント財務長官はこれについて、「限定的」かつ「短期的」なものであると説明している。

こうした価格安定化への試みにもかかわらず、国際原油指標の北海ブレント先物は13日朝に再び100ドルを突破した。ただし、米東部時間午前8時45分時点では99ドル付近まで値を戻している。

CNBCによると、世界30カ所の海域にある海上輸送中のロシア産原油は1億2400万バレルにのぼり、これは米国の石油消費量の約5〜6日分に相当する。

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翻訳=江津拓哉

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